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今回はコリドラス飼育の難しさと、動かない・元気がないときの対策を解説します。
コリドラスの基本的な飼育方法
詳細は以下の記事にまとめています。基本的な熱帯魚の飼育ができれば大丈夫です。
適切pHは弱酸性から中性です。
サイアミーズや攻撃的な魚と混泳させるといじめられて弱るので、おとなしいカラシンかグッピーくらいとの混泳推奨です。できればコリドラスだけで飼ってあげましょう。
コリドラスは種類によって難易度が全然違う
コリドラスは種類によって育成難易度が全然違います。
比較的簡単な種類は以下となります。
- 白コリ・青コリ・赤コリ
- コリドラスステルバイ
- コリドラスベネズエラオレンジ
逆に難しいのは以下となります。
- コリドラスsp.アルア
- コリドラスベネズエラブラック
難しい種類になると水質の調整や日々のお世話をちゃんとやっても死亡率が高いです。
一匹あたりの価格も高く、ノウハウを自力で構築するまでものすごい投資が必要です。私はベネズエラブラックに挑戦したことがありますが結局2匹目は無謀と判断してあきらめました。
この難しい種類(と言っても他にも難しい種類はいますけど)と簡単な種類に出てこないコリドラスは「普通」の難易度になります。初心者が手を出すと失敗する可能性がないではないけど、ちょっと経験のある人が慎重に飼えばなんとかなりやすいくらいの難易度です。
例えば以下のような種類です。
- コリドラスパンダ
- コリドラストリリネアータス
- コリドラスシュワルツィ
- コリドラスアークアタス
- コリドラスデュプリカレウス
コリドラスパンダ以外私は飼ったことはないですけど、難易度が容易じゃないと判断する根拠はあって、これら「普通難易度」の種類のコリドラスは一匹あたりの価格が安くないです。
安くないということは大量に流通しているわけではないということで、それだけブリードと育成が難しいという可能性が高いです。つまり難易度が「優しい」わけではないと言えると思います。
パンダとステルバイだけはその法則に当てはまらないんですけど、実際に飼育した経験上パンダを長期飼育するのが難しいので「普通難易度」と判断しました。ステルバイは結構丈夫で我が家で結構繁殖しているのでステルバイの飼育難易度は低いと判断しました。
動きが悪い時とそれを元気に戻した時の我が家の気付き
コリドラスを飼育していると動きが悪いと感じるときがあります。
じっとして動かない。エサの食いつきも悪い。
それを放置していたら案の定減りました。
ですが、以下の対策を実行したところ元気に戻りました。
- 水換え
- 底砂の掃除
- 黒髭コケの除去
- 水草のボリュームを小さくする
- 石の撤去
- 汚れをスポイトで吸い出す
順になぜこれらの対策がコリドラスの元気の復活に役立つのか解説していきます。
なおこの対策で絶対にうまくいくという保証はありません。特にコリドラスパンダは死なせないほうが難しく、私もどうやって長期育成できるかわからないので現在は手を出していないです。
水換え
飼育水の硝酸塩濃度が高いと魚には有害です。
いくらろ過を強化しても硝酸塩は蓄積されるので、適切に排出しないと有害です。
元気がないなと感じたらとりあえず水換えすると元気になることが多いです。
その場合週一回にこだわらない方がいいです。エサの投入量によって週一回では間に合わない場合も結構あります。元気がない状態が水換えで改善されるなら水換えの頻度を上げてみましょう。
外掛けフィルターなどでストレーナースポンジを使っているときはそれを水換えのときに面倒くさがらずに揉みだして汚れを撤去するのも重要です。
底砂の掃除
特に大磯砂と田砂あたりの底砂を利用している場合、汚れが蓄積するので定期的に除去したほうがいいです。
プロホースなどで定期的に汚れを取り除きましょう。
単純に水換えしているだけのときより、底砂の掃除をした後のほうが水槽の水がピカピカして透明になることも多いです。
水換えだけでは硝酸塩は除去できますが、底砂の蓄積物の中に溜まった腐敗菌みたいなものが除去できません。
水換えでもダメなときは底砂の掃除もしてみてください。
黒髭コケの除去
黒髭コケはなんとなく景観さえ許容できれば無害みたいに感じるのですが、酢で枯らして除去してみたところコリドラスの元気が復活したという経験があるので、やはり定期的に除去する必要があります。
私が思うに黒髭コケにはエサの残骸とかが結構絡みつくので、それが腐敗して良くない物質が生成されているように思います。
水草のボリュームを小さくする
水草のボリュームを小さくしたらコリドラスの元気が復活したこともあります。
思うに水草が混み合っているとそれだけ食べ残しなどが絡まるので、そこからエサが腐敗して水質を悪化させているように感じています。
まずボリュームを落とす前の水草。飛び出した葉や絡まったウィローモスが目立ちます。

ボリュームを落とした後がこちら。

コリドラスの遊泳スペースも増え、エサが絡まる確率も下がりました。特にベネズエラオレンジの元気が復活しました。
石の撤去
グッピーとコリドラスの混泳をしていたときにコリドラスは丈夫だからと考えてグッピーに水質を合わせました。水質は石を入れて中性付近を維持。
するとどうもコリドラスが減り始めました。
この経験からコリドラスは弱酸性くらいで石なしで飼育したほうが元気に飼えそうだと気づきました。
なんとなく硬度の関係もあると思います。溶けやすい石(気孔石)で硬度が上がったのもなんらかのマイナス点があるような気がします。実際石を撤去してからコリドラスの元気が復活しました。
グッピーにはあまり良くないような環境に思うかもしれませんが、水換えと掃除をする頻度を上げたらグッピーも元気になりました。
コリドラスに硬度を上げやすい石は不要のように感じています。
汚れをスポイトで吸い出す
例えばフィルター掃除の後などでフィルターが捕まえていたゴミが水中に舞うということがあると思います。
黒っぽいフワフワしたものが水中に放出されます。
これも腐敗菌の温床でしょう。見た目からして魚の体によくありません。
掃除後や普段の飼育中にフワフワした黒いゴミなどが漂っているならすぐにスポイトなどで取り除きましょう。
こまめにゴミをスポイトで取り除くようにしてからコリドラスの元気が復活したような感じがしています。
まとめ【コリドラスの飼育は注意点も結構あるので対策しよう】
今回はコリドラス飼育の難しさや元気が出ない時の対策などを解説しました。
結構簡単だと思って手を抜くとすぐ減るような存在がコリドラスです。
今回の記事の内容なども参考に元気にコリドラスを飼いましょう。

水槽の底を生きる魚なので底の掃除が大切です