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今回はメダカと水草について解説します。
確かにビオトープでメダカを飼育しているなら自然に近い環境で飼育されているわけですから、水草も植わっているでしょうし、水草にメダカが卵を産み付けて自然に繁殖するでしょう。
そうした情報を元に「メダカに水草は必要なのではないだろうか」と思うのも無理はありません。
ただプロの方の飼育環境だとプラスチックの桶みたいな容器に水が張ってあって、そこにメダカが何匹も泳いでいる姿をご覧になる場合も多いと思います。
「どっちがいいのよ?」
と思うのはもっともです。
結論としては「水草は無くても全然大丈夫」となります。
これからその理由を解説していきます。
メダカに対する水草の役割は以下となります。
水草は日中に光合成をするので、酸素供給に役立ちます。
特に屋外飼育の場合、水面からの酸素供給はものすごく豊富というわけではなく、それを補う意味で水草が入っていると多少は酸素が供給されて良いでしょう。
ただ上の記事でも書いたのですが、夜間になると水草は光合成を止めて逆に呼吸によって酸素を消費するようになります。
酸素供給の意味でぶくぶくをやらずに水草だけで酸素をなんとかしようとすると夜間に酸欠になりがちなので、酸素供給の意味で水草を入れるなら夜間のエアレーションはあったほうがいいでしょう。
つまり酸素の供給という視点では水草よりもぶくぶくを入れるとか水面に風を当てるとかのほうが重要で、夜は酸素供給の役割がなくなるので、結局これをどうするかという視点が必要で、ぶくぶくとか水面付近の流れなどを作る必要があり、水草は必須ではありません。
エアストーンは目が細かいほうが泡の細かさが上がり酸素が溶けやすくなります。
水心SSPP-3Sならエア量調整機能付きでエアーが強すぎてメダカの体力が奪われる心配があまりありません。
オールシリコンのエアチューブなら固くなりにくく、長い目で見るとコスパがよいでしょう。
水草には卵が産み付けられて自然に繁殖するかもしれません。
実際ビオトープなんかだと自然繁殖するには卵を産み付ける先が必要ですから、水草はあったほうがいいでしょう。
メダカ鉢などでの飼育でも水草を入れておけば卵を産み付ける場合もあるでしょう。
ただ狭い空間に卵を入れておくと、成魚のメダカはほぼ確実に水草の卵を見つけて食べます。
水草に卵を産み付けると言っても結局隔離しないといけないですし、水草の代わりに産卵床を入れておけば何の問題もないので、水草は必須ではありません。
水草は成魚が人間の視線から隠れられたり、稚魚が逃げ込めたりする場所として有効です。
しかしながら、別に水草を入れなくても成魚は普通に生きていますし、稚魚だとやはり親と同じ空間に入れておくと見つかってほとんどが食べられてしまいます。
ビオトープなどの大型の飼育場所では水草も大量にありますし、メダカの成魚も稚魚もたくさんいるので確率的に3割くらい生き残れば帳尻は合うようになりますが、8Lくらいのメダカ鉢の狭い空間では水草による稚魚の隠れる効果はほぼ無いので、水草は必須ではありません。
メダカの稚魚はほったらかしにせずにちゃんと隔離しましょう。
また成魚も水草があると生存確認がしにくくなります。隠れますからね。
日々のお世話の負担も増えるので水草はなくても特に大きな問題はありません。
水草は水中から窒素やリン酸を吸収して成長するので水中の余分な栄養分が少なくなり、例えばエサの最終物質である硝酸イオンなどを減少させる効果があります。
これを利用して外掛けフィルターで水草を育成する方もいるようです。
ただ水草が全ての栄養を吸ってくれるというわけではなく、結局定期的に水換えしないと増えすぎた養分を排出できません。
水草が育つには栄養がたくさん必要だけど、たくさん栄養があると飼育水の有害物質が増えるみたいなジレンマに陥ります。
水草を育成している水槽をこれまで何本も運営してきましたが、結局苔がはびこるので定期的な水換えは不要にならなかったですね。
苔が出るということは水中に栄養が余っているということで、水草が栄養分を浄化するかというとそうでもないというのが長年飼育した結論です。
結局ちゃんと水換えが必要になるので、水草を飼育水の浄化に使うのはあまりおすすめしません。
なお結局フィルターがないと生物ろ過ができないので、水草で浄化とかの話以前にフィルターは必須です。
フィルター無しで飼育することは確かに可能ですが、フィルターが無い分高頻度水換えが必要になるのでフィルターがあったほうがかなり安定します。
上の記事でメダカ飼育に必要なものの一例を挙げているのでよろしければご覧ください。
水草は必須ではないけどあったらあったで害になるものではありません。
水槽の見栄えもよくなりますし、隠れ家になってメダカのストレスを多少和らげる効果もあります。
その分増えてきたら間引くとかトリミングが必要とかお世話が増えますけど、夜間にエアレーションするようにすれば夜の呼吸による酸素消費の増加も対策できますし、特に入れておいて問題はありません。
お好みで水草を入れてみるのもいいでしょう。charmなら色々水草がそろっていますし、育成方法も記載されているので探してみるといいでしょう。
今回はメダカを水草なしで飼えるのかという内容でした。
水草がなくても通常の飼育ではほとんど問題になりません。
それよりも生物ろ過とか酸素供給について考えたほうがメダカの生存率は上がるでしょう。
なくて困るものでも、あって困るものでもありません
メダカの記事は他にも色々書いているのでよろしければご覧ください。