60cm水槽で金魚は何匹飼える？2つの説で解説

今回は60cm規格水槽で金魚は何匹飼えるのかという内容です。

60cm規格水槽で金魚を飼育するメリット

なんと言っても最大のメリットは「大きい金魚を健康に飼育できるサイズと水量」があるということです。

30cmキューブ水槽とか45cm規格水槽では最大でも泳げる距離が30cm、45cmとなっており、15cmくらいの金魚はほとんど泳げません。方向転換とホバリングくらいしかできません。

でも60cm規格水槽なら60cm程度泳げますから、結構金魚が伸び伸び泳げます。

では「何匹飼えるのか」という問題があるのですが、それについてこれから解説します。

一般に2つの説がある

金魚の水槽サイズに対する適正匹数に関しては以下の2つが有名です。

金魚の大きさが小さいなら「体長1cmに1L説」大きいなら「体長1cmに2L説」が良いようです。

体長1cmに飼育水1L説

この説に関しては文献が存在します。

60m規格水槽の水量に関しては以下となります。

だいたい60cm規格水槽は60Lと考えてよいでしょう。

ただし上の文献では体長10cmまでしか想定されていないので、15cm程度の大きさに成長した場合はちょっと心配です。

そもそも15cmの大きさの金魚はそれなりに大きく、遊泳スペースの関係でも大きな水槽と水量を必要とするのは明らかで、今回は「体長1cmに飼育水1L説」の適用範囲を体長10cmまでとしました。「体長1cmに飼育水2L説」は体長10cmと体長15cmに適用します。

このことから体長5cmの金魚なら一匹5L程度必要、体長10cmの金魚なら一匹10L程度必要なので60cm規格水槽なら以下のような目安が算出できます。

金魚体長	適正匹数の目安
5cm	12匹
10cm	6匹

体長1cmに飼育水2L説

大きい金魚には「体長1cmに飼育水2L説」を適用します。

10cmの金魚なら一匹20L、15cmの金魚なら一匹30L必要です。

このことから60cm規格水槽の金魚の適正匹数の目安は以下と算出されます。

金魚体長	適正匹数の目安
10cm	3匹
15cm	2匹

体長10cmが2つの説でかぶっていますけど、どちらの説がうまくいくかは確定的ではないので、あくまで中間として扱います。

体長10cmの金魚は2つの説の中間を取って3〜6匹の中間、つまり4匹〜5匹程度と言えそうです。

金魚は飼育する水槽サイズに応じて成長体長が変化します

金魚は大きい水槽で伸び伸び育てると大きくなり、過密に育てると小さくなると言われています。

実際我が家のらんちゅうも60Lくらいのタライで育てていますけど、10匹くらい入れて過密飼育をしていたら結局体長3〜5cm程度にしかなりませんでした。

つまり何が言いたいかというと、60cm規格水槽は大きいので、最初に少なめの匹数で始めると大きくなりやすく、最初から過密で育てると小さくなりやすいということです。

過密で始めればたくさん飼えるかもしれませんし、少なめで育てればそれ相応の大きさになりやすいです。

最終的に15cmまで成長すると見越して60cm規格水槽に2匹とかで始めなくても、5匹くらいで飼育を始めて小さいまま飼い続けるという場合もありえます。

確かに一概に小さいままだからたくさん飼えると言い切れない面もあります。5匹飼育していたら全部15cm程度まで育ってしまったという可能性もゼロではありません。

そうなったときにすべての金魚が飼育できるよう複数水槽を用意できる準備は必要ですが、そうならない可能性も高いです。

そのへんをよく勘案して飼育しましょう。

いくら適正匹数を守っても飼育方法をミスるとうまく飼えません

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金魚はお祭りの屋台で簡単に入手できる魚ですが、飼育は結構知識が必要な魚です。

適正匹数も重要ですが、その他の注意点も守って金魚を健康に育てましょう。

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まとめ【60cm規格水槽で金魚は何匹飼えるのか解説しました】

今回は60cm規格水槽で金魚は何匹飼えるのかという内容で解説しました。

大きく育てたいなら「体長1cmに飼育水2L説」で飼いましょう。もう少し小さくていいなら「体長1cmに飼育水1L説」で飼うといいんじゃないでしょうか。