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今回はメダカを60cm規格水槽で飼育するときに何匹くらい飼えるのかという話題を解説します。
なお他の水槽サイズで何匹飼えるのかは以下の記事をご覧ください。



メダカに関しては以下の2つの説があります。
どちらもそれなりに有名な説です。
一般にメダカの体長は2cmとすることが多いです。つまり2つ目の説によるとメダカ1匹に飼育水2L必要となります。
ただどちらの説がいいのかというと賛否あります。
愛好家の方は一匹1L説で十分行けるという方もいますし、いやいや慎重に飼うなら一匹2L必要だよみたいな話もあります。
どっちで飼育してもうまくいくときとうまくいかないときがあります。
テクニックにもよりますが、それだけで説明できない収束のしかたをする場合もあります。
当記事では2つの説の中間がいいんじゃないかと思います。
というのも60cm規格水槽の水量って59Lくらいなんです。
一匹1L説なら60匹くらい飼えます。
体長1cmに1L説なら30匹くらい飼えます。
じゃあどっちなの?となりますが、間を取って45匹くらいにしておくといいんじゃないでしょうか。
60匹というのは結構過密です。
かといって30匹だとスカスカです。
じゃあその間くらいなら行けるんじゃないかという話。
メダカは簡単に手に入るし、熱帯魚みたいなヒーターも不要で売られているので簡単なんじゃないかと思われるかもしれませんが、実のところ難しいです。
私がこれまでメダカ飼育をしてきて身につけたコツは以下の記事などを見てみてください。



水温や酸素濃度、水深や水流など考慮すべき点はたくさんあります。
ここでは上の記事に付け加えてさらに注意すべき点を解説します。
自家繁殖したメダカのほうが長生きしやすいです。
どういうことかというと、例えば上で60匹は無理かもしれないみたいな書き方をしましたが、メダカを60匹ほどどこからか買ってきて、それをそのまま60cm規格水槽に入れたとします。
おそらく半分くらいは死んでしまうと思うんですよね。
これは水質の変化に耐えられなかったと見るのが妥当です。
メダカのブリーダーの方の水質と自宅の水質って違うんです。
水源も違いますし、水温管理も違う。ヒーターを何度に設定してブリーダーの方が飼育していたかも不明ですし、エサも違います。
これに対して自宅で卵から育てたメダカは、自宅内で60cm規格水槽に移しても、水質は同じですし、水温管理も変わりません。さらにエサも同じ。
圧倒的に卵から自宅で育てたメダカのほうが過密にも強いし長生きします。
だからこそどこかから購入して自宅に導入するメダカは過密すぎるのはやめたほうがいいという結論になります。
過密飼育はやはり上級者向けの飼い方です。大量のメダカを飢えさせないようにエサをバサバサ大量に与えればそれだけ水が早く傷んでしまい、水換え頻度も上げないといけなくなります。管理が難しくなるのです。
過密飼育、例えば60cm規格水槽に60匹飼うとかの場合、自家繁殖したメダカを利用したほうがいいと思います。
飼育環境下のメダカの寿命は2年〜3年と言われています。
そして普通購入する体長3cmくらいの成魚のメダカは生まれてから1年くらい経っています。
例えば今年生まれたメダカを半年くらいかけて育てても1cm〜2cmにしかならないんです。
つまり「大きい成長しきったメダカ」となると最低でも1年は生まれてから経っています。
それを水槽に導入しても残りの寿命は1年あるかないかみたいになります。
なんか春とか夏にメダカを買ったけど秋とか冬に死んでしまったというのは寿命の話から考えると当たり前で、長生きしないと感じるなら、メダカを選ぶときに小さめサイズをたくさん選ぶと長生きする可能性が高いです。なぜなら生まれてから時間が経っていないから。
じゃあ大きいメダカしか選べないときはどうするのかと考えるかもしれませんが、そのときは繁殖の条件を整えてあげて早めに産卵させて、次世代に繋ぐのが有効です。



照明で必要な日照(13時間程度)を補ってあげて、水温を23℃以上にコントロールすれば秋でも冬でも産卵するでしょう。日照時間は以下の表を参考にしてください。(参考:国立天文台 天文情報センター 暦計算室, 東京(東京都)のこよみ)
10月〜3月くらいの間は照明が必要です。さらに室内飼いの場合太陽光が期待できないので照明で補う必要があります。なお注意点としてガラス水槽に直射日光を当てるとレンズ効果で火災の原因になるのでやめましょう。
| 月 | 日の出 | 日の入り | 日照時間 |
| 1月 | 6:51 | 16:38 | 9時間47分 |
| 2月 | 6:41 | 17:08 | 10時間27分 |
| 3月 | 6:12 | 17:36 | 11時間24分 |
| 4月 | 5:28 | 18:02 | 12時間34分 |
| 5月 | 4:50 | 18:27 | 13時間37分 |
| 6月 | 4:27 | 18:51 | 14時間24分 |
| 7月 | 4:29 | 19:01 | 14時間32分 |
| 8月 | 4:49 | 18:46 | 13時間57分 |
| 9月 | 5:13 | 18:09 | 12時間56分 |
| 10月 | 5:35 | 17:26 | 11時間51分 |
| 11月 | 6:02 | 16:46 | 10時間44分 |
| 12月 | 6:32 | 16:28 | 9時間56分 |
60cm規格水槽をまかなえるメダカ専用ヒーターは無いので、サーモスタット付きの温度可変式ヒーターを利用します。
照明は室内飼いならライトの点灯時間13時間程度を目安に調整します。
以下のクリアパワーLED3とフラットLEDはそれなりに水槽内が明るくなり、メダカが見やすい程度の明るさがあり、水草水槽向けの強力な照明ほどの消費電力が無く、メダカの産卵目的なら十分機能すると思います。
今回はメダカを60cm規格水槽で飼育するときに何匹くらい飼えるのかという話題を解説しました。
だいたい45匹を目安に飼育するといいんじゃないでしょうか。
自家繁殖でメダカがたくさん増えたら60匹に挑戦するといいかもしれません。

買ってきたメダカは寿命的に長生きできない場合もあります