巨大化するプレコの種類は？大型プレコの解説

今回は巨大化するプレコにはどんな種類がいるのかという内容です。

プレコはペットショップや通販で購入すると小さ目のプレコが入手できます。

「このくらいなら飼えるかも」と飼い始めるといつの間にか体長30cmとか40cmに…。

プレコには大型化する種類と小型なままの種類がいます。

小型プレコに関しては過去記事でご紹介しました。

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今回は中型（体長15cm〜30cm程度）〜大型プレコ（体長30cm〜50cm程度）のプレコのご紹介です。

なおプレコは大きくなる種ほど寿命が長い傾向にあります。大型種だと15年くらいは生きると言われているので飼えるかどうかよく考えてから導入しましょう。プレコの寿命に関して書いた以下の記事も参考にしてみてください。

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大きくなるプレコ

ロイヤルプレコ

最大体長40cm程度のプレコです。販売時は8cmくらいで流通しているので小型プレコと勘違いして購入すると後々大変なことになります。

流木をかじってエサにする性質があります。

ただそれだけだと足りない場合があるのでプレコタブレットなど植物性の強い人工飼料も与えたほうが無難です。

流木を何にすれば悩むときは以下の流木が安くていいんじゃないでしょうか。

セルフィンプレコ

最大体長50cm程度のプレコです。こちらも8cmくらいで流通しているので、終生飼えるかよく考えて飼いましょう。

草食性が高く、水草を食害するので水草を入れないで飼うのが普通です。

人工飼料に慣れやすく、あまりエサを食べていない状態だと痩せてしまうので以下のようなフードもおすすめです。

レンジャーインペリアルプレコ

最大体長30cm程度のセルフィンプレコの仲間です。

流通時の体長が2cm程度と小さく弱いので5cm程度まで成長するまでは慎重に飼育する必要があります。

具体的には体長5cmになるまでは単種で飼育してエサが十分プレコに行き渡るようします。

またこの時期は水質の急変に弱いので、例えば水換え頻度を週2回1/4くらいにすると、週一回1/3の水換えより水質の変化が緩やかになるので良いと思います。

水換え頻度に関しては以下の記事で解説しているのでよろしければご覧ください。

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スネークスキンプレコ

最大体長30cmくらいの中型プレコです。

草食性が強いので水草は入れないほうが良いでしょう。

これなら60cm規格水槽で単独飼育くらいで行けると思います。

オレンジフィン・カイザープレコ

最大体長30cm程度のプレコです。

導入時の環境の急変に弱いので、水換え頻度を週2回1/4程度にして水質急変を避け、エサは色々試したほうがいいかもしれません。

プレコはエサを食べたり食べなかったりするので、これが絶対正解というのを見つけるのが難しいです。

7cm程度で流通しているので、導入時はタイガープレコみたいな飼育が可能です。タイガープレコのエサに関して書いた以下の記事も参考にしてみてください。

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植物性のエサも食べるので「ひかりクレスト　プレコ」などタイガープレコが食べなかったエサも食べるかもしれません。

なお食べなかったエサを水槽に放置するとあっという間に水質が悪化するのでよくありません。ちゃんと食べ残したエサは掃除して取り除いてください。

あまりにも入り組んだレイアウトにすると掃除がしにくくなるので、組んだ石や流木がすぐ移動できて掃除できるようなレイアウトが良いでしょう。

ダルマプレコ

最大体長20cm程度のプレコです。

飼育も容易でエサもあまりうるさくありません。

最大体長が20cm程度なので、「体長1cmで飼育水1L」の法則によれば45cm規格水槽なら1匹、60cm規格水槽も隠れ家を確保すれば3匹くらいまで行けると思います。

ブルーフィン・プレコ

最大体長20cm程度のプレコです。

青い体色にスポットが入った見た目が良いプレコです。

飼育は容易で60cm規格水槽を使えば十分飼育できるでしょう。

タイガーフィンサタン・プレコ

最大体長30cm程度のプレコです。

成長すると気性が荒くなり、他魚との混泳が難しくなります。もしプレコ同士で混泳するなら流木や石でちゃんと隠れる場所をたくさん用意する必要がありますし、それに伴って水槽サイズを大きくすることも考慮してお迎えしましょう。

エサはうるさくないので、色々試して食べるものを選択すればいいでしょう。

ドラゴンスター・クラウンプレコ

最大体長30cm程度のプレコです。黒にスポットが入った模様が美しいプレコです。

成長すると気性が荒くなり、他魚との混泳が難しくなります。もしプレコ同士で混泳するなら流木や石でちゃんと隠れる場所をたくさん用意する必要がありますし、それに伴って水槽サイズを大きくすることも考慮してお迎えしましょう。

スカーレット・トリム

最大体長40cm程度のプレコです。3cm程度で流通しているので最初は簡単そうに思いますが、終生飼うにはそれなりに大きな水槽が必要なのでよく考えてお迎えしましょう。

成長すると気性が荒くなり、他魚との混泳が難しくなります。もしプレコ同士で混泳するなら流木や石でちゃんと隠れる場所をたくさん用意する必要がありますし、それに伴って水槽サイズを大きくすることも考慮してお迎えしましょう。

ウルトラスカーレット・トリム

最大体長40cm程度のプレコです。こちらもスカーレット・トリム同様体長4cm程度で流通しているので成長を見越して飼えるか考えて導入しましょう。

成長すると気性が荒くなり、他魚との混泳が難しくなります。もしプレコ同士で混泳するなら流木や石でちゃんと隠れる場所をたくさん用意する必要がありますし、それに伴って水槽サイズを大きくすることも考慮してお迎えしましょう。

ゴールドエッジ・マグナムプレコ

最大体長40cm程度のプレコです。

水質悪化に弱いので強い水流と豊富なエアレーション・十分なろ過が必要です。

またこまめにフンなどを掃除して水質の悪化を防ぐ必要があります。水が汚れるなら水換えを週2回1/4とかにしたほうが水質の急変は防げるでしょう。

成長すると気性が荒くなり、他魚との混泳が難しくなります。もしプレコ同士で混泳するなら流木や石でちゃんと隠れる場所をたくさん用意する必要がありますし、それに伴って水槽サイズを大きくすることも考慮してお迎えしましょう。

大きくなるプレコの飼い方

基本的な方針は小型プレコと同じです。小型プレコの飼い方について解説した以下の記事もご覧ください。

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大型プレコで注意すべきは「水槽サイズ」と「エアレーション」と「水流」です。

基本的にプレコの生息域が渓流のような場所なので、よく泳ぎ回れる水槽サイズとシュワシュワした流れ、そして当たり前ですがちゃんとしたろ過が必要です。

水槽サイズ

例えば大型プレコの代表としてロイヤルプレコを考えてみます。

最大体長は40cm程度です。

成長途中なら60cm規格水槽でもなんとかなりますが、40cmまで成長するなら90cm規格水槽ほどの大きさはほしいところです。なおアクリル水槽だとプレコが削ってしまうのでガラス水槽がおすすめ。

ただ90cm規格水槽の重さが半端ないです。

90cm規格水槽自体の重さが32kg程度あるので単純に水槽の重さと中に入る水の重さだけで200kg程度になります。

水槽台に設置することになりますが、水槽台も30kg程度あるので、全体的な重さは250kg程度になるでしょう。

一番考えなければいけないのは「床が抜けるかどうか」です。

そのへんの床に適当に置くと大変なことになるのでよく調べてから導入しましょう。

エアレーションと水流

90cm規格水槽を利用するとして、外部フィルターを使うことになると思いますが、90cm規格水槽対応のものとなるとかなり性能の高い機種が必要です。

また大型魚はフンの量も多いのでこまめに掃除する必要もあります。

話を戻すとエアレーションと水流が必要です。

エアレーションに関しては60cm規格水槽向けのエアレーション機器を2〜3セット入れるくらいになるでしょう。60cm規格水槽のエアレーションに関しては以下をご覧ください。

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次が水流の確保。基本的に水中ポンプを利用することになります。90cm規格水槽ならコンパクトオンの1000あたりがいいんじゃないでしょうか。50Hz用と60Hz用があります。

これとエアレーションを組み合わせればシュワシュワが作れるでしょう。

なおコンパクトオン1000だととりあえず全体に流れが行き渡るくらいだと思うのでより強い流れにするなら以下のNEWAのNWA3200もおすすめです。

追記：エサ

プレコのエサに関してまとめた以下の記事も参考にしてみてください。

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プレコは基本的に雑食なので、ロイヤルプレコの仲間以外の場合、植物質と動物質が混ざったプレコ用のエサをおすすめします。ロイヤルプレコの仲間にも流木だけでなく、プレコ用のエサもあげたほうが栄養バランス的に整うと思います。

まとめ【巨大化するプレコの解説でした】

今回は巨大化するプレコにはどんな種類がいるのかという内容でした。

大型のプレコはお金はかかりますが迫力のある大型魚が飼えるという点では魅力ある魚です。アロワナとかポリプテルスよりは飼いやすいでしょう。金魚とかラットを食べさせる必要もないですし。

何にせよプレコは種類によっては大型に成長するので飼育前によく調べてからお迎えしましょう。