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今回はコリドラスと金魚の混泳はできるのかという内容です。
まずコリドラスと金魚を混泳させることはできないことはないけど「健康に幸せに」両方を飼うのは難しいでしょう。
その理由が以下となります。
確かに金魚の適正水温とコリドラスの適正水温は被りますし、被った水温をヒーターで保ちながら、中性付近のpHを保つように水換えの管理をすれば両方を同じ水槽で生かすことは可能です。
またコリドラスは低層の魚で、金魚は中層から上層を泳ぐ魚なので水槽のバランスが取れるという意見もあります。
金魚とコリドラスの適正水温と適正pHは以下となります。
ただ上で挙げたように金魚がコリドラスにちょっかいを出す可能性が結構あって、ある水槽ではうまく混泳できたけど、ある水槽では無理だったという結果に繋がります。
まず以下の動画を見てほしいのですが、実際に金魚とコリドラスを混泳させてみた方の動画です。
体格差がありすぎるとコリドラスが金魚の口に入ってしまって、食べられてしまう場合があります。
コリドラスの最大体長は6cm程度、金魚の最大体長は15cm程度なので、コリドラスがまだ小さいうちに大きく育った金魚を同居させるとこのような事故に繋がります。
また食べないにしても、金魚は気になったものは何でも突くので、中層から金魚が下層に降りてきて気になったコリドラスを突くという可能性もあります。
そしてこの事故が起きる可能性は確率モデルであり、うまく両方がおとなしくしてくれている環境もあれば、金魚がコリドラスに興味を持ってちょっかいを出してしまう環境もあります。
食べられたコリドラスは金魚の口から出られずに死んでしまいますし、コリドラスはヒレに毒があるので食べた金魚に影響がある可能性もあり、またコリドラスのヒレは尖っていて刺さりやすいので、コリドラスを食べた金魚の口の中を傷つけて金魚の方も弱るという可能性もあります。
一口にコリドラスと言ってもその生態は種類によって違います。
各種コリドラスの飼育方法について書いた以下の記事も参考にしてみてください。

コリドラスの中には飼育難易度が高い種類もいて、そうしたコリドラスは特別なお世話を必要とするのでそこまで手をかけるなら金魚を同居させようとは思わないでしょう。
金魚と混泳させるなら以下のコリドラスがかろうじてできなくもない感じ。
pH6.0〜7.0くらいの普通の水質で飼育可能な入門的コリドラスたちです。
次が高難度のコリドラス。これ以降のコリドラスは金魚と同居させるとモチベーションが保てません。それほどコリドラスのお世話に手間がかかるからです。
上の2種は初心者が手を出さないほうがいい種類です。なんというか普通の熱帯魚の飼育方法をそのままやっているだけではまず長期間飼育できません。
ベネズエラブラックに関しては硝酸塩の蓄積に弱いので、硝酸塩濃度を定期チェックして水換え頻度を上げて新鮮な水を維持するようにするといいようです。またベネズエラブラックはちょっと低温(24℃くらい)を好むので温度可変式ヒーターを導入すると良いでしょう。
最後がちょっと飼育が難しいコリドラス。この種類を飼うなら金魚との混泳を考えずにちゃんとコリドラスとして飼うくらいじゃないとモチベーションが保てません。
まずpH5.5付近のちょっと酸性よりのpHを好む種は以下となります。飼育するときはソイルを使ったほうがよいでしょう。
次が丁寧な飼育を求められる種。これらの種類は「飼育は容易」と言われていますが、少し間違うと落ちます。
水槽の水換えを先延ばししないとか、コケの蔓延を防ぐとか基本的なお世話をサボらないのが重要です。
コリドラスのエサはコリドラスタブレットなどの沈降性のエサとなります。
これに対して金魚のエサは浮遊性のツブツブのエサです。
コリドラスのエサは低層に溜まるので、金魚の住む水槽の中層から上層と被らないと考えるかもしれませんが、金魚もコリドラスのエサを見つけて水槽の下層に降りてきます。
そしてコリドラスのエサを食べるスピードは遅いです。タブレットを舐めるように食べるので、どうしても遅い。
そして金魚はあのパクパクした口でついばんでタブレットを食べるのでタブレットは簡単にボロボロになって金魚の口に入っていき、食べるスピードが速い。
すると金魚だけエサを食べすぎて丸々と太り、エサを食べられなかったコリドラスが痩せていき餓死するという可能性が高まります。
そしてこの金魚がコリドラスのエサを食べるかどうかも確率モデルで、食べる金魚もいるし、食べない金魚もいる。
金魚用のエサをたくさん与えても金魚には胃がないので、食べられるだけエサを食べます。だから満腹にしようと金魚用のエサを増やしてもコリドラス用のエサが下層に残っていれば食べてしまうんです。
ここまで書いてきたようにコリドラスと金魚を混泳させることは推奨されません。
ここではそれぞれを別々に飼う方法をご紹介することにします。
もし金魚とコリドラスを同居させずにどっちも飼育したいというときの参考にしてみてください。
まず金魚の飼い方。全体的な飼い方は以下の記事で解説しています。

次がコリドラスの飼い方。
コリドラスの飼い方全般に関しては以下の記事で解説しています。

できれば金魚とコリドラスは別々に飼ったほうがいいです。60cm規格水槽を一つ置けるスペースがあれば30cmキューブ水槽を2つ置いてそれぞれに金魚とコリドラスを飼うことも簡単です。
30cmキューブ水槽でのコリドラス飼育は以下の記事で解説しています。

30cmキューブ水槽での金魚の飼育に関しては以下の記事で解説しています。

今回はコリドラスと金魚の混泳はできるのかという内容でした。
混泳できないこともないけど、運の要素が強いのでできれば別々に飼ったほうが良いでしょう。

無理して同居させるよりは小さめの水槽で別々に飼ったほうが金魚・コリドラス双方にとって有益です