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今回はテトラの外掛け式フィルターが動かないときによくあるインペラーのかみ合わせ不具合に関する内容です。
テトラ外掛け式フィルター
テトラの外掛け式フィルターは手軽に比較的静音でろ過ができる割と優れたフィルターです。
- 水中モーター式なのでエアーポンプより音が小さい
- 交換用ろ材の使用で外部式ろ過よりもろ材の洗浄と交換が簡単
- 水槽に引っ掛けることで水槽が広く使える
もちろん本格的に水草水槽をしたいなら外部式フィルターをお勧めします。
外掛け式フィルターでは飼育水が水槽の外に出るので二酸化炭素などがろ過の過程で逃げてしまうからです。
しかしメンテナンスの手間とろ過力のバランスで言えばかなり上位に入ってくるフィルターです。
水草水槽ではなく普通にカラシンやグッピーなどのお気に入りの小型熱帯魚を飼育するだけなら外掛け式フィルターで充分です。
以下は我が家の45cm水槽のグッピー育成水槽です。外掛け式フィルターメインで稼働しています。
外掛けフィルターの中でもテトラの外掛け式フィルターは有名で、「日本No.1の販売実績を誇る外掛式フィルター」と宣伝されています。(参考:スペクトラム ブランズ ジャパン 株式会社, テトラ オート ワンタッチフィルター AT-50)
我が家でも多くの水槽でテトラの外掛け式フィルターが稼働しています。最新モデルで色が黒くなったので、見た目もパワーアップしました。
洗った後コンセントをつなぐと動かない【水を吸い上げない】場合アリ
手軽なテトラの外掛け式フィルターですが、水換えなどのメンテナンスのときに、コンセントを抜いて全体を洗って水槽に戻して、再びコンセントを繋ぐと水を吸い上げないときがあります。
これの主な原因は「インペラーのかみ合わせが悪い」という現象です。
この外掛けフィルターは水中モーターで水を吸い上げるのですが、モーターの回転部分であるインペラーが何らかの原因で回転しないという場合があります。
通電自体はしているのですが、コンセントを何回も抜き差ししても回転が始まらないのです。
この場合の解決方法は二つあります。
- 水中モーター部分をコンセントに繋いだまま外して、水中で振る
- モーター部分を分解してコンセントに繋いだままインペラーを手動で回す
水中で振るのは、振ることでインペラー部分の水を動かして、その流れでインペラーをスタートさせるためです。
ただこの方法はうまくいかない場合があるので、確実なのがモーターの分解です。
モーターを分解してインペラーを手動で回す
分解といっても精密機械というわけではないですし、ちょっとモーターのプラスチックの外側を開けるだけですので安心してください。
以下やり方を解説します。
まずは水中モーターの部分を外掛けフィルターから外します。
そしてマイナスドライバーで水中モーターを開きます。
この水中モーターの二本の線の部分の下のほうにマイナスドライバーを差し込んで横にひねると、ここがパカっと開きます。
モーター部分の穴を見ると緑色のインペラーが見えます。
ここで水中モーターのコンセントを繋いでインペラーをマイナスドライバーでちょっと回します。
すると止まっていたインペラーが回転を始めるので、回転させながら水中モーターを組み立てます。
なおわかりやすくするために台所シンクで撮影していますが、実際は水槽の上で作業することになります。コンセントを繋いだまま組み立てなければいけないからです。
インペラーが回転を始めれば水を吸い上げ始めます。
インペラーをマイナスドライバーで回すところは、いきなり高速で回転が始まるので指でやらないようにしてください。
指をケガする可能性があります。
回転しているインペラーに指を入れないよう注意してください。
まとめ【テトラの外掛け式フィルターが動かないときはインペラーをいじる】
今回はテトラの外掛け式フィルターが動かないときはモーター部分を分解してインペラーを手動で回すといいという話をしました。
割と起こる事象なので、壊れたと諦めずに今回ご紹介した方法を試してみると動くかもしれません。
電源の入った状態のインペラーに直接触ると危ないので、直接触れないよう注意して作業しましょう