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今回はロカボーイがうるさいという話題に関する解説です。
ロカボーイはエアーリフト式のフィルターなので、エアーポンプの作動音から逃れることができません。
水槽アイテムの中でエアーポンプというのは最も騒音を出すといっても過言ではないアイテムで、これの作動音をどう抑えるかというのは多くのアクアリストの悩みの種になっています。
過去記事でエアーポンプの静音化について解説しました。

このうちエアーポンプに関する内容をまとめると以下のようになります。
今回はこれを踏まえてロカボーイを静音化する方法を考えていきます。
結論としては「水心を買いましょう」ということになります。
現状のダイヤフラム方式のこれ以上の静音化は無理というメーカー判断が出ています。それについては以下の記事でやりました。

つまりダイヤフラム方式で静音と言われているものを購入するしかそれ以上の静音化は達成できません。
ダイヤフラム方式で私が長年色々試して一番静音なのが水作の「水心」シリーズです。
これをエア量を絞って使うのが最も静音です。
またこれよりちょっとお安くてエア量調整機能がついていないSSPP-7Sというのもおすすめです。
ただエア量調整機能がついていないので、ロカボーイと繋ぐとポンプの作動音がエアストーンから結構出てきます。
いくらエアーポンプの周りを防音材で囲っても、エアーポンプの吐き出し口とエアーポンプ内は繋がっているので、そこから作動音の「ブーン」という音が伝わって、エアーの吐き出し口であるエアストーンから騒音が出てきます。
これはSSPP-3Sだとエア量調整をすればやや抑えられますが、SSPP-7Sは調整できないので、ダイレクトに作動音がエアストーンから漏れます。
それでも結構静音なので我慢できないことはないです。
ただこれもさらに弱くしたいなら逆流防止弁をエアーチューブ間に挟むと多少マシになります。
原理的にはエアーポンプから伝わる音の波を逆流防止弁に伝わったところで吸収するイメージですね。
多少マシになります。
ただ相変わらずエアーポンプ本体からの「ブーン」という音と、エアーがエアストーンから出てくるときの「シュワシュワ」音を消すことはできないので、そういうもんだと我慢するしか無いです。
もちろん「水心」シリーズを使えばかなり我慢できるくらいのレベルにはなるのですが…。
ロカボーイSくらいなら、ピエゾ素子タイプのMUTE(ミュート)シリーズで動きます。
ミュートSだとギリギリロカボーイSが動くかな、くらい。
でもピエゾ素子はダイヤフラム方式より確実に静音なので、小さい水槽ならこの吐き出し量でもなんとかなるかと思います。
ただ注意点としてはピエゾ素子のタイプでも作動音が全く無いわけではなく、あくまでダイヤフラム方式よりは小さいくらいです。
より高出力なタイプも売っているので、どのくらいロカボーイに出力を求めるかで決めましょう。
MUTEシリーズ最高出力のMUTE DC600の吐き出し量が600ml/分程度、水心最弱モデルのSSPP-7Sの吐き出し量が1300ml/分程度なので、まあお察しの出力ですが、DC600くらいをそろえれば普通にロカボーイSとMを動かせるくらいにはなるでしょう。
それでも出力はやや弱いですが…。
エアーポンプを紐で吊るしたり、人工芝をポンプの下に敷くと振動を吸収してくれて床に置いたときの「ブーン」という音を低減できます。
お好きな大きさに切って置いてみましょう。
エアーリフト式のフィルターはどうしてもエアーポンプの静音性という壁を超えられません。
ロカボーイでないと解決できないろ過というのは存在しないので、寝室とかで静音化したいなら、いっそロカボーイをやめてしまって、水中ポンプ駆動の外掛けフィルターや水中フィルターを導入すると、これらのフィルターは静音性が高いし、価格帯も手頃ですから問題が解決するかもしれません。
エアーポンプはゴムを高速で動かしてポンプみたいにする関係で「ブーン」という音がしますが、水中ポンプは中の磁石が回転するだけなので、多少音はしますが、エアーポンプよりはかなり静音です。
30cmキューブ水槽、45cm規格水槽くらいなら、テトラのAT-50あたりがちょうど良いと思います。
投げ込みフィルターのように水中にろ過器すべてを入れておきたいなら水中フィルターもおすすめです。
ろ材交換である「改造」がしたいなら、以下の記事でおすすめのろ材をご紹介しています。水中フィルターも同様の改造が行えます。ネットに入れるとなかなか入らないので、ろ材はバラバラで詰める必要がありますが…。

今回はロカボーイがうるさいという話題に関して解説しました。
静音タイプのエアーポンプを買うこと、逆流防止弁を使ってみること、床に置くときは人工芝を敷くこと。
このあたりが対策になりますが、どうやってもそれなりに騒音は発生するので、外掛けフィルターや水中フィルターなどのより静音性の高いフィルターに変更するというのも手段の一つです。

とりあえず、エアーポンプは水心をおすすめします