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はじめに
今回は低予算アクアリウムに役立つフィルターについて。
フィルターはお金と時間があれば外部式フィルターがいいですよね。
水槽の外に設置できるので、水槽の中の見栄えが良く、ろ過槽の容量も大きいのでろ過力も高いです。
しかしながら価格が高いです。
またろ過槽の掃除も結構面倒です。一回取り出して洗浄して戻す。
濾材が多いので、濾材掃除も結構時間がかかります。
そしてパイプ掃除にも結構時間がかかります。
そこで今回は低予算管理に都合の良いフィルターに関して
- 特徴
- コスト
- ろ過力
の3つの視点で解説していきます。
低予算管理に必要な2つのコストを抑える
低予算管理に必要なのは
- 価格的コストを抑える
- 時間的コストを抑える
ということです。
時間的コストを抑えるというのは、たくさん水槽を稼働していれば重要ですし、水槽管理者の時給換算的に抑えたほうがいいでしょう。
すごく時間がかかればそれだけ管理者の時間を消費します。これでは多額の時給を払っているような感じになってよろしくありません。
この点を確認した上で3つの視点をフィルター別にお話します。
なおフィルターは上から紹介順におすすめ度が高いです。
スポンジフィルターか外掛式フィルターくらいでいいのではないかと思います。
スポンジフィルター
フィルターは画面左側の緑色の筒です。
スポンジフィルターはこんな感じで筒にスポンジを取り付けて使用します。
エアーポンプの泡が立ち上る勢いを利用してスポンジに飼育水を通すことでろ過を行います。
基本はスポンジの中に繁殖したバクテリアによる生物ろ過が基本です。
物理的にろ過する能力はあまりありません。
しかし餌の食べ残しなどは次第に分解されるため、分解を早める生物ろ過主体でも、それなりにろ過はうまくいきます。
もちろん魚の死骸や水草の切れ端を放置すると水質が悪化するので、水換えのときに網ですくうようにします。
写真のフィルターはテトラの「テトラ ツインブリラントフィルター」です。
45cm水槽でコリドラス4匹、サイアミーズフライングフォックス1匹、カラシン5匹くらいならこれ一つで十分です。
45cm水槽ならスポンジ2つ、30cmキューブ水槽くらいならスポンジ1つで維持できるくらいですね。
価格は1,446円ほど。
(参考:Amazon, テトラ (Tetra) テトラ ツインブリラントフィルター スポンジフィルター 稚魚にやさしい 酸素供給 エアーポンプ式, 閲覧:2023-02-24 )
エアーポンプは800円くらいで買える吐き出し口が一口のもので十分です。
合計2300円くらい。
外部式フィルターが10000円以上するのに比べれば、価格は抑えられます。
またスポンジフィルターのメンテナンスは水換えのときに
- スポンジを飼育水で揉む
- フィルターのエアーチューブの空気が出る小さい穴に詰まった汚れを取る
- 筒に付いたコケを歯ブラシで落とす
このくらいです。
メンテナンスの時間的コストも抑えられます。
エアレーションも同時にできて、なかなか優秀なフィルターです。
外掛式フィルター
この画像のように水槽に引っ掛けて使います。
付属の水中ポンプが水を吸い上げて、濾材に水を通すことでろ過します。
45cm水槽なら
テトラ (Tetra) オートワンタッチフィルター AT-50
がいいですね。
価格は2,230円ほど。
(参考:Amazon, テトラ (Tetra) オートワンタッチフィルター AT-50 外掛け式フィルター ろ過 ラクラクお手入れ, 閲覧日:2023-01-19)
特徴は濾材は消耗品というところ。
付属のワンタッチ濾材は何回か洗って使えますけど、ボロボロになってくるので、たまに交換する必要があります。
ろ過槽が水槽の外にあるので、水槽内の魚の遊泳スペースが広く取れます。
水槽に引っ掛けて電源コードを挿せばすぐ使えます。
45cm水槽にカラシン20匹、コリドラス4匹、サイアミーズフライングフォックス1匹くらいで外掛式フィルター一つ使用となります。
メンテナンスは水換えのときに
- 濾材を少しすすぐ
- フィルター全体(特に水に触れる部分)を歯ブラシでこすってコケ落とし
このくらいですね。
ろ過槽にワンタッチフィルターを入れずに、リングろ材などを入れて長期的に維持できるようにするという手もあります。
ただしワンタッチフィルターは物理的に汚れをこし取ることができて、ウールの部分で生物ろ過もできるので、私はワンタッチフィルターを入れつつ、ろ過ウールを水がこぼれない程度に詰めて使用しています。
エアレーションはできませんが、水流が水面に落ちることで揺れると水中に酸素が供給されます。
投げ込み式フィルター
水槽セットを買うと付いてくることが多いこのフィルター。
四角い箱に濾材が入っていて、中央からエアーポンプの空気が立ち上る勢いで濾材に水を通す仕組みです。
基本的にメインのフィルターのろ過を補うサブフィルターで使うことが多いです。
濾材はだんだんボロボロになっていくので定期的に交換が必要です。
25cmキューブ水槽に
GEX ロカボーイS一つで十分といったところです。
上の写真は25cmキューブ水槽です。
グッピーとラムズホーンの繁殖用水槽です。ロカボーイS一つで管理しています。
投げ込み式でも水は透明になります。
以前は箱から中身の濾材を取り出してすすぐのがすごく面倒でした。
箱を固定している爪の部分がすごく外しにくくて、メンテナンスがすごく面倒だったんです。
しかしこのロカボーイSはその点がかなり改善されています。
爪の部分がすごく外しやすくなっていて、ちょっとつまんで引っ張れば箱が外れるようになりました。
(参考:Amazon,GEX ロカボーイ バクテリアパワー 本体 すばやく汚れ分解 ブラックスモーク S, 閲覧日:2023-02-24)
エアーポンプに800円出すとすると合計1300円程度ですね。
またロカボーイSにはボロボロになる濾材の代わりに専用スポンジ濾材というのが販売されていて、そちらなら長持ちします。
GEX ロカボーイ ストロングスポンジ 4個入S 409円
(参考:Amazon, GEX ロカボーイ ストロングスポンジ 4個入S, 閲覧日:2023-02-24 )
投げ込み式フィルターはエアレーションとろ過が同時にできる、安いフィルターです。
小さい水槽にはこれ一つで十分です。
難点は水中に沈めるのでスペースを取ることですね。
メンテナンスは水換えのときに
- フィルターを取り出して中の濾材をすすぐ
- フィルターに付いたコケを歯ブラシでこする
このくらいです。
また水中フィルターと投げ込み式フィルターを合体させたようなものもあります。
水作 エイト ドライブ M サイズ 2,133円
(参考:Amazon, 水作 エイト ドライブ M サイズ, 閲覧:2023-02-24)
こういう水中に沈めて水中ポンプで稼働するタイプだと、エアレーションがなく、水が水上に出ないので、CO2が逃げにくいです。
他には
テトラ (Tetra) テトラ サイレントフレックス ミニ 1,540円
(参考:Amazon,テトラ (Tetra) テトラ サイレントフレックス ミニ フィルター アクアリウム 熱帯魚 メダカ 金魚 , 閲覧:2023-02-24)
こういうのもあります。
水草水槽で外部式フィルター使えないよ、というときはこういうフィルターも一つの手ですね。
底面式フィルター
こんな感じで砂利に沈めたフィルターから筒が伸びていて、そこからエアーが出るフィルターです。
エアーが立ち上る勢いで水を流します。
その際水は底床の砂利の隙間を通ってくるので、砂利に付いたバクテリアがろ過をしてくれるという仕組みです。
濾材が底床の砂利全てになるので、結構ろ過力があります。
デメリットはプラスチックの箱の中が見えないこと。
プロホースで砂利をガサゴソしていればほぼ大丈夫ですが、プラスチックの箱の中にゴミというか堆積物が溜まると汚染源になります。
しかしプラスチックの中が埋めてあるので見えない。
結果調子が悪くなってから掘り返して確認後リセット、みたいにするしかありません。
長年安定してるけど、いつかは…みたいなのが怖いところです。
価格は45cm水槽で864円ほど。
(参考:Amazon, 水作 ボトムフィルター M サイズ, 閲覧日:2023-02-24 )
エアーポンプ800円と合わせて合計1700円くらいですね。
メンテナンスは水換えのときに
- 砂利をプロホースでガサゴソと掃除する
- エアーチューブの空気の出口が汚れで詰まるのでそれを爪楊枝などで取る
- なんか水槽の調子が悪い感じがしたら砂利から掘り起こして掃除してまた埋める
最後の掘り起こして埋めるというのがちょっとデメリットですね。
あと砂利の代わりにソイルを使うと砕けるので、あまり砂掃除ができません。
すると定期的にリセットとなり手間です。
普段は大してメンテナンスの手間がかからず、エアレーションができて価格も安いフィルターです。
上部式フィルター
我が家では使用していないので写真はありません。
上部式フィルターは水槽の上に置くタイプのフィルターで、水中ポンプで水を吸い上げて、水槽上のろ過槽に水を通してろ過するタイプのフィルターです。
価格は45cm水槽で3,109円ほど。
(参考:Amazon, GEX AQUA FILTER デュアルクリーン600 DC-600 静音水中ポンプ 2段階ろ過 60cm水槽用 上部フィルター, 閲覧日:2023-02-24)
メリットは
- ろ過槽が大きいのでろ過力がある
- 水槽の外にろ過槽があるので、水槽内の遊泳スペースがある
デメリットは
- 大きいので外して台所シンクまで運ぶのが大変
- 水槽上面を専有するので、フィルター下のガラス面のコケ取りがしにくい
こんな感じですね。
台所シンクまで運ぶのはたまにでよくて、普段はろ過槽の濾材を洗うだけでよいのですが、やはり取り外さないとガラスにゴミやホコリが溜まるので、我が家だと毎週丸洗いになります。
我が家はデメリットのほうが大きいので採用していません。
まとめ
今回は低予算アクアリウムで候補に挙がるフィルターの解説でした。
外部式フィルター以外はほぼ横並びですね。
ろ過力も商品パッケージに適合水槽のサイズが記してあるので、それに従ったサイズのフィルターを使えばろ過はそれなりにうまくいきます。
それでもメリット、デメリット、見た目の許容度はあると思いますので、色々と検討してみてはいかがでしょうか。