30cm(キューブ含む)水槽で金魚は何匹飼えるのか

2025年7月27日

今回は30cm(キューブ含む)水槽で金魚は何匹飼えるのかという話題を解説します。

30cm水槽で何匹飼えるのか

金魚と水槽の水量に関しては主に2つの説が存在します。

①体長1cmに飼育水1Lの法則
②体長1cmに飼育水2Lの法則

金魚の酸素消費量と外飼いのエアレーションなしの飼育容器に供給される酸素の量の兼ね合いから10cmまでの体長なら「体長1cmに飼育水1L」、15cm以上の体長なら「体長1cmに飼育水2L」の法則が適用できます。

ただ体長10cmは結構大きいので、「体長1cmに対して飼育水1.5L」くらいに考えたほうが無難です。

ここで30cmキューブ水槽を基準として各種水槽の大きさを確認します。

水槽	サイズ	水量
30cmキューブ水槽	30×30×30cm	約22〜24L
25cmキューブ水槽	25×25×25cm	約12～14L
30cm S水槽(GEX)	W31.5×D18.5×H24.4cm	約12L
15cmキューブ水槽	15✕15✕15cm	約2.5L

水槽	サイズ	水量
30cmキューブ水槽	30×30×30cm	約22〜24L
45cm規格水槽	45×27×30cm	約29～31L
60cm規格水槽	60×30×36cm	約59L

このことから金魚の体長に合わせた水槽に対する適正匹数というのを計算してみると以下となります。ただし結構甘めに計算しています。特に「1匹^※」となっている部分は「なんとか行けるかもしれない」匹数です。

水槽種類	体長5cm	体長10cm	体長15cm
30cmキューブ水槽	4匹	1〜2匹	1匹^※
30cm S水槽(GEX)	2匹	1匹^※	非推奨
25cmキューブ水槽	2匹	1匹^※	非推奨
15cmキューブ水槽	非推奨	非推奨	非推奨
45cm規格水槽	6匹	2匹	1匹
60cm規格水槽	12匹	4匹	2匹

金魚は体長15cmくらいまで大きくなる場合があるので、小さい水槽で複数匹を飼い始めて大きくなるということもありえます。

そのときは水槽を増やす必要があるのでそこまで考えてお迎えしましょう。

また金魚は飼育容器の大きさに応じて成長度合いを調整すると言われています。小さい水槽で飼育すると小さいままということもあるので、そこも考えてお世話しましょう。

30cm水槽での金魚の飼育

ここでは30cm水槽での金魚の飼育に必要なことや物をご紹介します。

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何種類か金魚をご紹介しましょう。

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30cm水槽におすすめのフィルター

フィルターを何にすればいいかと悩むかもしれませんが、初心者の方の場合「投げ込みフィルター」か「外掛けフィルター」か「水中フィルター」の3種類をおすすめします。

それ以外は以下の記事をご覧ください。ただ30cmキューブ水槽の場合ですので、30cm S水槽とかになるとやはり上の3種類がおすすめとなります。

まずは投げ込みフィルター。

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メンテナンスのしやすさからロカボーイがいいんじゃないでしょうか。

ストロングスポンジを使えば付属のろ過マットを定期的に交換する必要がなくなりちょっと節約になります。

あとは静音性が比較的高い水心というエアーポンプを使うといいでしょう。

投げ込みフィルターは安価に設置できろ過力がそれなりなので、金魚1匹〜2匹くらいを飼育するならこれで十分と思われます。

次は外掛けフィルター。

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テトラのAT-30なら呼び水が不要でろ過力もそれなりです。投げ込みフィルターはエアーポンプの音が「ブーン」とするので寝室にやや適さないのですが、外掛けフィルターは水中ポンプで駆動するのでエアーポンプよりは静音です。またメンテナンスもフィルターが水槽から外しやすいので簡単です。

外部フィルターとかだとホースを取って、バックルを開けて、中身を出して…と結構大変なんですよね。

もしろ過マットを定期交換したくないなら「改造」を施してセラミックリングろ材を詰め込みましょう。

最後が水中フィルター。

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水中フィルターは水槽がやや狭くなりますが、水中ポンプ駆動なので静音性が高く、ろ過力もそれなりなので30cm水槽にはちょうどいいフィルターです。水中にすべてのパーツが収まるので水漏れの心配がほぼありません。

30cm S水槽ならスペースパワーフィットプラスS、30cmキューブ水槽ならテトラのサイレントフレックスミニあたりが良いと思います。

特にサイレントフレックスミニの場合、交換ろ材のバイオパックジュニアが外掛けフィルターと共用のため入手しやすく、改造でセラミックろ材を詰めてもいいので、何かと便利です。

金魚の底砂

詳しくは上の記事で解説していますが、基本的に「砂利」がいいですね。

金魚は砂利を口に含んでコケなどを舐め取る本能があり、それを満たしてあげられるということと、掃除がしやすいことなどが砂利のメリットです。

厚みは1cmくらいでいいので、30cmキューブ水槽なら0.9L、30cm S水槽なら0.6Lくらいあればいいです。大磯砂の比重が1kgあたり約0.6Lなので重さで言うと大磯砂の場合、30cmキューブ水槽なら1.5kg、30cm S水槽なら1kg程度あればいいでしょう。

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プロホースでたまにガシガシ砂を掃除しましょう。

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その他にも色付きの砂利などもあります。

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水換えは週一回1/3の基本を守ろう

基本的に週一回1/3の水換えをしましょう。

ひと月に一回でいいので底砂をプロホースで掃除しましょう。

ヒーターを入れましょう

ヒーターは中途半端な冬眠を避けるのに便利な道具です。

冬に室内で冬眠させるのは結構難しく、温度が下がりきらなくて中途半端な冬眠になる場合があります。

するとエサが必要になり、水換えが必要になり、でも中途半端に冬眠しているので水換えの刺激で弱ったりします。

30cm水槽ならGEXの金魚用オートヒーターがおすすめ。

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一応冬だけ断熱バックスクリーンを貼るという手もあります。30%ほどの節電になるようです。

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金魚の水草

キンギョソウか硬めのミクロソリウムの仲間がいいと思います。というのも金魚は水草食べちゃうんですよね。水草水槽との相性は良くないです。食べても生えてくるキンギョソウ系か硬くて食べない陰性水草系が良いと思います。

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金魚のエサ

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アイドルは昔からある定番のエサでコスパの良さと栄養価のバランスの良さから我が家でもすり潰して金魚に与えています。

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金魚元気プロバイオフードは「色揚げ」成分配合の割に安いエサです。乳酸菌・酵母菌・納豆菌配合で消化吸収にも配慮しています。

金魚のライト

30cm水槽のライトは以下がおすすめ。明るすぎない照明で十分ですが、かといって照明なしで室内飼育だと弱っていくので、ライトは必要です。

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SS3040は5Wの消費電力で、消費電力が低いわりにそこそこ明るい照明です。

その他の飼育上の注意点

細かい注意点は上の記事にまとめました。

掃除の仕方や水温管理、エアレーションなど色々解説しています。

まとめ【30cm(キューブ含む)水槽で金魚は何匹飼えるのか】

今回は30cm(キューブ含む)水槽で金魚は何匹飼えるのかということについて解説しました。

30cm水槽ではとりあえず飼育できますが、小さい金魚を数匹という感じです。

たくさん飼いたい場合は45cm水槽や60cm水槽を検討しましょう