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外掛けフィルターにろ材を入れすぎるとどうなる?

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今回は外掛けフィルターのろ材を入れすぎるとどうなるのかという話題です。

結論としては「みっちり詰まっていても溢れたり流量が低下してないならOK」ということになります。

目次

外掛けフィルターの改造の基本

ろ材を入れすぎるということは少なからず外掛けフィルターの改造を行っていることでしょう。

当サイトでは過去に外掛けフィルターの改造に関して解説しました。それが以下の記事です。

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外掛けフィルターの改造というのは簡単に言うと外掛けフィルターの専用ろ材を取り払って、空いたスペースに外部フィルター用のセラミックろ材などを詰めることを言います。

このメリットは以下となります。

  • ろ材の交換費用がかからなくなる
  • ろ過力が向上する
  • ろ材によってはpHの調整などもフィルター側で可能

まず外掛けフィルターのカートリッジ風のろ材というのは基本使い捨てのろ材なので、定期的な交換コストがかかります。

例えばテトラの外掛けフィルター用の交換ろ材というのは以下のようなものです。

ウールと活性炭が入っているろ材で次第にウールがボロボロになって交換しなければいけません。

それに対して外部フィルター用のリングろ材というのは基本的に崩れたりしないので長期間交換せずにたまにゆすぐ程度で維持することが可能です。

例えば以下のようなリングろ材が存在します。

リングろ材は基本的には外部フィルターに入れて長期間使用することを前提にできているので、交換コストがほとんど必要ありません。

またリングろ材というのは多孔質なので外掛けフィルターの交換用マットより生物ろ過に必要な硝化菌が多く住み着く場所があり、ろ過力が高まります。硝化に関しては以下の記事で解説しています。

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さらに生物ろ過について総合的に詳細に解説した以下の記事も参考にしてみてください。

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またリングろ材というのは色々な種類があって、例えばパワーハウスのろ材はpH調整作用があるものもあります。

ソフトタイプのメリットは水草水槽などの光合成によってpHが上昇するときのpH変動を抑えるpH上昇抑制作用があります。水草水槽でpHが上がりすぎるというときに使います。

光合成とpHの関係に関しては以下の記事もご覧ください。

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ハードタイプはpHの降下を抑制する作用があり、ディスカス飼育とか他魚の過密飼育の場合にエサをたくさん与えるのですが、このとき硝化によってpHが下がりすぎるのを抑制します。

外掛けフィルターに入れておけば簡単にこのメリットを享受できます。

外掛けフィルターにろ材を入れすぎるとどうなる?

主な懸念点は以下となります。

  • ろ材が詰まりすぎて流量が低下しろ過力が低下する
  • 外掛けフィルターが詰まってフィルターから水があふれる
  • 60cm水槽向けの大きなタイプの外掛けフィルターはろ材の詰め過ぎで重くなって水槽のガラスが割れる

当然ながらろ材を入れすぎるとそれだけフィルター内の水流に抵抗力が働くので水流量が低下します。

水流が低下すればそれだけ一度に処理できる水の量が減り、ろ過力が低下します。

またフィルターが詰まっていると外掛けフィルターのポンプの力は衰えないのでジャンジャン水がフィルターに入ってきて、行き場を失った水が外掛けフィルターから溢れてしまうということも考えられます。

では実際のところそういうことは起きるのか。

まとめると以下のようになります。

  • リングろ材主体ならみっちり詰めても溢れることはない
  • リングろ材で時間経過で汚れが詰まってもフィルターの外に溢れることはほぼ無い

まずリングろ材の場合は溢れを考える必要はほぼありません。

上の画像はテトラの外掛けフィルターAT-50にリングろ材を目一杯入れた状態です。

リングろ材というのはリングになっているためろ材の中に水が通りやすくなっていて、それほど詰まりを気にする必要がありません。

またそもそもの話、カートリッジ式のデフォルトのろ材でも汚れによって詰まるというのはメーカーも想定済みなので、詰まってもフィルターの上側から水が流れ出し、それが吐き出し口から流れるようにできていて、フィルターの外に溢れるというのはほぼ無いです。

ただリングろ材に汚れが溜まっていき、なんとなく流れが悪くなる(つまり水がろ材の間に入っていかない)ということは想定されるので、そのときは水換えのときに飼育水で軽くゆすぎましょう。ろ材と飼育水が接触しないと硝化は起きないので、通水性が悪化するとろ過の能力が下がります。

水道水でジャブジャブ洗うと塩素でバクテリアが死滅するので飼育水かカルキ抜きした水道水でゆすぐのを推奨します。

またろ材にはリング状になっていないボール型、プラスチック型など色々なタイプがあります。

これらも外部フィルターでの使用を想定しているので程よく通水できるように詰めると空間ができるようになっているので特にリングじゃないからダメというわけでもありません。

最後の懸念が重すぎて水槽のガラスが割れるということ。

これについては60cm規格水槽向けの外掛けフィルターについて解説した以下の記事で扱っています。

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上の記事で簡単な強度計算をしてみると60cm規格水槽向けの外掛けフィルターのAT-75Wにセラミックろ材をびっしり詰めた場合、本体とフィルター内の水を足した重量でも、最大応力は2.4MPa程度になり、ガラスの許容応力が6.9MPaくらいなので「静置した状態なら」十分耐えられます。

しかし人がフィルターを水槽から外そうとする場合、力の加わり具合ではバキッと割れる可能性が無いではありません。フィルターが重いので力を入れないと持ち上がらず、そのときに力が変な方向にかかると割れる場合もありえないとは言えません。

だいたいリングろ材の重さが0.56kg程度で、本体重量が1.4kg程度なので、ここをプラスチック系のろ材に変更すれば詰めすぎてガラスが割れるという状況をより避けることができます。

プラスチック系のろ材としては以下のようなものがあります。

プラスチック系のろ材は軽いので、こういうものを使えばより安心して大水槽でも外掛けフィルターを使えます。

まとめ【外掛けフィルターにろ材を詰めすぎの場合の注意】

今回は外掛けフィルターのろ材を入れすぎるとどうなるのかという話題でした。

リングろ材なら特に詰めすぎて溢れるということもないです。

汚れが溜まって通水性が悪くなるとろ過力が低下するのでたまに飼育水でゆすいでください。

詰まった汚れは水質に悪いというわけではありませんが、通水性が低下してろ過力が下がるので定期的にゆすいで取り除いてください

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