ネオンテトラをヒーターなしで飼えるのか→ヒーターは必要

今回はネオンテトラをヒーター無しで飼えるのかという内容です。

結論：ネオンテトラをヒーターなしは無謀です

ネオンテトラの適温は20℃から28℃です。

熱帯魚なので、ある程度の水温が必要です。

これは同じようなカラシンである、グリーンネオンテトラでもブラックネオンでも同じで、水温の下限は20℃となっています。

つまり日本の冬は沖縄以外は最低気温が10℃以下になり、室温が多少暖かくても夜間などは15℃とか10℃になってしまうので、多少断熱材などで保温しても適温からは外れてしまい、ヒーター無しというのは無謀です。

何℃がおすすめか

ではネオンテトラの適温である20℃から28℃のうちどの温度帯がいいのか。

私は26℃が良いように思います。

白点病の原因の白点虫の増殖が止まる水温が25℃以上なので26℃くらいがおすすめです。

これはよくある熱帯魚用のオートヒーターの設定温度であり、このくらいの温度にしておけば良いでしょう。

なお熱帯魚のヒーター無しは行けるのか、という内容で熱帯魚全般について解説した動画を作ったのでそちらもご覧ください。

ヒーターは何がおすすめか

ヒーターはその出力ワット数に応じて適合する水槽の水量が変わってきます。

まずは水槽の水量を確認しましょう。以下の表をご覧ください。

ではこれに適合するヒーター、今回はリーズナブルなオートヒーターをご紹介します。

30cmキューブ水槽ならSH80が良いでしょう。

45cm規格水槽ならSH120が良いでしょう。

60cm規格水槽ならSH160が良いでしょう。

ただし、ヒーターは消耗品です。いつかは壊れます。

ヒーターの故障に関して解説した以下の記事もご確認の上、毎日水温計をチェックする習慣を持ちましょう。

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もうちょっと電気代、お得にならない？

ヒーターなしでの飼育がなぜ検討されるのかというと、最大の要因は「電気代」でしょう。

ヒーターの稼働時間を1日12時間と仮定した場合、1ヶ月（30日）あたりの電気代は、電気代単価を電力目安単価の31円/kWhで計算すると以下のようになります。

水槽が2本、3本と稼働していると、「今月の電気代ヤバ！！！」となります。

だからこそヒーター無しで飼えないかな？と考え始めるのです。

結論としてはネオンテトラなどの熱帯魚をヒーター無しで飼育するのは無理です。

ただし、断熱材を使って、冷気を遮断することでヒーターの稼働時間を短くして電気代を削減することは可能です。

例えば以下の断熱シートは水槽用のバックスクリーンとして簡単に水槽に貼れ、電気代を1/3（30%程度）くらい削減できます。

その他にも分厚い断熱材も販売されており、これらに加えて水槽の全面もアルミシートやダンボールで保温すればさらなる電気代の削減が可能です。

夏もヒーターはあったほうがいい

夏のヒーターの必要性に関しては以下の記事で扱いました。

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6月と9月は15・16℃と結構冷え込みます。7月と8月も19℃程度までは気温が下がります。

夏もネオンテトラの適温である最低水温20℃を維持するにはヒーターが無いと厳しい状況が起こりえます。

できればヒーターは一年中水槽で稼働させておいたほうが安心です。

多少水温を上げられるけど、避けたほうがいい方法

以下の手法がたまに冬のヒーター無し飼育で取り上げられることがありますが、やめたほうがいいです。

まずお湯の入ったペットボトルは夜間にどうしても弱いです。

どんなに頑張っても2時間程度しか暖かさは持続しません。夜は効果が切れて急激に水温が下がります。

また使い捨てカイロも発熱量がそれほど多くないので、水槽の水温を長時間上げ続ける出力がありません。

電気式のカイロもありますが、それを使うくらいなら水槽用ヒーターを使ったほうが安心安全です。

やってもいいけど水槽用ヒーターのほうがいい方法

クーラーで部屋ごと温めれば生存させるという目的だけなら叶うかもしれません。

ただし、冬場のエアコンは夏のクーラーより電気代がかかります。

部屋に水槽がたくさんあるなら経済性が成立するかもしれませんが、多くの場合水槽用ヒーターを使ったほうが経済的でしょう。

その他ネオンテトラの飼い方など

ネオンテトラなどの小型カラシンの飼育について色々書いているのでよろしければご覧ください。

ネオンテトラの飼い方はカージナルテトラの飼い方と同じなので、カージナルテトラの飼い方について書いた以下の記事が参考になるかもしれません。

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まとめ【ネオンテトラをヒーター無しで飼うのは無理】

今回はネオンテトラをヒーター無しで飼えるのかという内容でした。

基本的に無謀なのでヒーターを使いましょう。