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今回はスポンジフィルターに発生する黒髭コケをどうきれいにするかという内容です。
スポンジフィルターには黒髭コケが発生する
黒髭コケは窒素(硝酸塩)とリン酸が多く水中にあると発生しやすくなります。
また光が適度に当たると光合成して成長します。
水槽で汚れを集めているのがスポンジフィルターのスポンジです。
スポンジには窒素(硝酸塩)とリン酸がたっぷり詰まった汚れが蓄積されていきます。
そこに照明の光が当たります。
当然の帰結として黒髭コケが発生します。
スポンジに発生した黒髭コケは除去しにくい
スポンジに発生した黒髭コケは根が張っているので簡単には剥がれません。
力を入れて剥がそうとするとスポンジごとちぎれます。
つまり簡単にスポンジから黒髭コケを外す方法があまりありません。
二つの方法がある
そもそもリン酸除去剤やRO水を使えば黒髭コケの発生そのものを抑制できるのですが、ランニングコストがかかるので、今回は発生した後の黒髭コケをどうやって水槽から除去するかという視点で二つの方法を解説していきます。
酢に浸ける
黒髭コケは強い酸性の液体に浸すと枯れます。
やり方ですが、スポンジを3倍に薄めた食酢に3分浸します。
もともとのスポンジです。スポンジフィルターのものではないですが、やり方は同じです。
これを3倍に薄めた食酢に浸けます。今回は計量カップを使いました。
今回はスポンジだけではなく、ヒーターの黒髭コケも対象としました。
スポンジは念のため6分浸けました。
スポンジは水道水でよく揉みだしてから水槽に再設置します。食酢が残っていると水槽のpHを下げすぎる可能性があるからです。
上の写真のように、食酢に浸したスポンジの黒髭コケが赤く変色していますね。
この状態だとグッピーとかプラティが食べます。
ちょっとボケた写真ですが、酢に浸してから1週間後くらいのスポンジとヒーターです。グッピーがある程度黒髭コケを食べてくれました。
エビも赤くなった黒髭コケを食べるので、食べる魚がいないときはヤマトヌマエビを入れるか、後述するサイアミーズ専用水槽を準備しましょう。そこに赤くなった黒髭コケを入れれば食べてきれいにしてくれます。
またスポンジフィルターのスポンジは食酢に浸けることで内部のろ過バクテリアが死滅してしまいます。
スポンジが二つあるテトラツインブリラントフィルターなら一つずつやる、一つしかないなら、スポンジを再設置してからバクテリアが復活するまでロカボーイなどの投げ込みフィルターで繋ぎをするなどしましょう。
バクテリアが無い状態をロカボーイフィルター内のゼオライトなどの化学ろ過でつないでアンモニウムイオンを処理するということです。
ロカボーイ付属のろ過マットにはゼオライトが入っていません。活性炭よりゼオライトのほうがアンモニウムイオンを吸着する能力が高いので、ゼオライト入りのろ過マットのほうがいいでしょう。
サイアミーズ専用水槽を作る
我が家はサイアミーズフライングフォックス専用の水槽があります。
レイアウトも何もないですが、プラティが増え続けるので終了できなくなった水槽を利用してサイアミーズを二匹入れています。
この水槽に食酢を使わないで、スポンジをドボンと投げ入れます。
するとサイアミーズが黒髭コケを食べてくれるので、食べてきれいになったら回収して元の水槽に戻します。
この方法だと食酢のデメリットであるろ過バクテリアの死滅がないので良いです。
ただしサイアミーズが黒髭コケを食べるかどうかは100%保証されていないので、確実に処理したいなら食酢の方法をとるのもいいでしょう。
またサイアミーズは黒髭コケだけ食べていてはやせ細って死んでしまいます。ちゃんとエサは与えましょう。
まとめ【スポンジフィルターの黒髭コケは酢かサイアミーズ】
今回はスポンジフィルターの黒髭コケを何とかきれいにする方法として食酢を使った方法とサイアミーズを利用した方法をご紹介しました。
黒髭コケをきれいにしてきれいな水槽を保ちましょう。
コケを手でちぎるより魚に食べてもらったほうがきれいになるよ!