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今回は金魚の飼育でおすすめの底砂をご紹介するという内容です。
今回はおすすめを3種類ご紹介します。
反対にこれは慎重に導入を検討したほうがいいと思われる底砂は以下となります。
基本的に1cm〜2cmくらいの厚みに敷けばいいでしょう。
それ以上だと「底面フィルター」なら有効ですが、そうでないなら重いだけです。
逆に5mmくらいでもいいですが、金魚は砂を口に含んで表面のコケとか砂の間のエサなんかを舐め取って吐き出す習性があるので、吐き出した砂が偏って砂の間から底の水槽のガラスが見えてしまうので鑑賞性の視点で微妙です。
肝心の砂の量ですが、1cm厚に敷くことを前提に以下の容量(リットル)と計算できます。
大磯砂の比重が1kgあたり約0.6Lなので重さで言うと大磯砂の場合以下のように計算できます。
一番おすすめなのが砂利系の底砂。
まずは定番の大磯砂。
大磯砂のメリットは以下となります。
ソイルとかゼオライトだとpHへの影響が大きく、アンモニウムイオンや亜硝酸イオンの吸着効果などもあって色々な影響を考慮して運営する必要がありますが、大磯砂はほとんど水質に影響を与えません。
大磯砂には貝殻のかけらなどが入っている場合が多く、それが溶けて若干アルカリ性にする性質がありますが、それも溶けきればほとんど影響は無いです。
若干アルカリになりますが、金魚の適正pHは中性から弱アルカリ性と言われているので特に問題になりません。
また底面フィルターのろ材に使われることが多いです。これは大磯砂の表面にろ過バクテリアが住み着くからで、そのまま敷くだけでもフィルターほどの効果は無いですが、それでも水質の安定には寄与します。
そして残りエサがカビにくいです。というのも底砂を敷かないベアタンクで飼育した場合、残ったエサはガラスに落ちて腐敗します。
大磯砂の場合、砂の間にエサが入り込んで保持されるのですが、ベアタンクほどはカビません。
ベアタンクだと毎日掃除が必要なくらいになりますが、大磯砂だとちょっとその頻度を伸ばせます。一週間に一回の水換えのときにプロホースなどで砂掃除をすればいいくらいになります。
最後に私の感覚的な飼育知識ではありますが、大磯砂を入れるか入れないかで金魚の生存率にかなり影響があります。
影響ないからベアタンクで十分という情報の元、ベアタンクで飼育したら結構金魚が落ちました。そこへ大磯砂を薄く投入したところ、金魚が落ちるのが止まりました。
大磯砂の効果の是非で言うと私の意見としては「あったほうがいい」となります。
砂利をパクパクすることで本能を満たすこととか、ろ過バクテリアの補助、カビの発生抑制など色々な要因が考えられますが、入れておいたほうがいいんじゃないかなと私は思います。
白っぽい砂利は色が白っぽい大磯砂と思えばいいです。性質も大磯砂と大差ないので水槽をより明るくしたいなら検討しましょう。
性能は大磯砂と大差ないです。お好みで選びましょう。
要するに砂系の底砂です。
一番有名なのが「田砂」。
大磯砂より水槽が明るくなります。
水質に与える影響もほとんどなく、大磯砂の次くらいにおすすめする底砂です。
砂を口に含んでもエラや口から吐き出すので特に問題ないです。
ただ大磯砂より舞いやすいのでプロホースで吸い込むのがちょっと面倒です。
charmで売っている湧水の砂です。田砂は生産量が少なくなってきており、入手が難しくなってきているので代替としていいんじゃないでしょうか。
ボトムサンドはコリドラス用の砂ですが、性質自体は田砂と同じくらいなので特に問題ないでしょう。
溶岩石を砕いた砂利も販売されています。
性質は大磯砂同様でろ過バクテリアも住み着きますし、水質への影響も少ないです。また硬質なので粒が崩れにくい。
ソイルのところで解説しますが、崩れると砂が詰まって嫌気性になり、硫化水素の発生に繋がりやすくなります、水槽も濁ります。
それが無いのがメリット。
ただデメリットもあって、砂をパクパクする金魚の性質上、溶岩石は結構尖っているので(見た感じで明らかにゾリゾリしてますよね)、金魚の口を傷つける可能性が無いではない。
口に溶岩石を含んでエラから勢い良く「ぺっ」ってやったときにゾリゾリが引っかかって傷つく…なんて可能性が無いではないのでおすすめ度で言えば砂利系と田砂系の後ろという感じです。
ソイルの基本的な性質は以下をご覧ください。陽イオン交換でpHを下げて、硬度を下げます。

まず多くのソイルが「弱酸性」にpHを維持するというのがまずあんまり良くない。金魚の適正pHは中性から弱アルカリ性と言われているので、ここが微妙。
確かに弱酸性でも飼えないことはないですが、ベストかと言われると微妙です。
そして一番のデメリットが「崩れる」という点。
ソイルは土を焼き固めたものなので、金魚がパクパクやると崩れます。
それが舞いますので水槽が濁ります。これが一つ。
また土なので他のソイルの間に入り込んで隙間を埋めます。
するとそこが水の流れがない詰まった状態になりがち。
そういう状態を「嫌気性環境」と呼びますが、この状態だと酸素が少なくなるので硫酸塩還元細菌の働きで硫化水素が発生します。詳しくは以下の記事をご覧ください。

つまり崩れたソイルが舞って水景が悪くなり、さらに有毒な硫化水槽の発生も引き起こす可能性が高まり、あんまりおすすめできません。
サンゴ砂は海水魚のpHをアルカリ性に保つ目的で導入されます。
金魚の適正pHは中性から弱アルカリ性なのでそれほど悪い組み合わせでは無いという意見もあります。
ただpHは8.1~8.4くらいまで上昇する可能性があり、金魚の適正pHは7付近です。
弱アルカリだからサンゴ砂でいいだろう、とやるとpHが上がりすぎる懸念があるので、pHを測って様子を見ながら導入しないと失敗するような気がします。
実際使われる場面として硝化によるpHの低下を緩衝する目的でろ材にちょっと混ぜるくらいの使い方がほとんどです。

金魚を飼うなら砂利系にしておいたほうが失敗は少ないような気がします。

ゼオライトの性質は以下となります。
アンモニウムイオンの吸着作用もあるので、立ち上げ初期の硝化バクテリアの育成段階でのアンモニウムイオンの除去にも役立ちます。
ただ半年くらいで効果がなくなるので効果を長期的に得たいなら定期的な交換が必要です。
アンモニウムイオンを吸着し続けないといけない水槽というのはろ過ができていないあまり良くない環境と言えます。
ゼオライトでろ過をまかなうよりちゃんと適切なフィルターを使うべきです。
ゼオライトの底砂で金魚を飼えないことはないですがおすすめ度は低いです。
宝石のガーネットと同じ成分でできた底砂です。
大磯砂同様水質に影響を与えない底砂で一番のメリットは比重が重く、舞い上がりにくいのでアロワナなどの大型古代魚の舞い上げ対策で利用することができることです。
ただ角が尖っているので、金魚のエラをパクパクしたときに傷つける可能性が無いではないので大型古代魚用の底砂と考えたほうがいいでしょう。
もしよろしければ金魚の記事を色々書いているので見てみてください。






今回は金魚の飼育でおすすめの底砂について解説しました。
基本的に大磯砂などの砂利をおすすめします。もし色味などが気になるなら今回の記事を参考に検討してみてください。



我が家では金魚には必ず大磯砂を入れるようにしています