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今回はメダカの産卵時期はいつなのか、そのときどういうお世話をすればいいのかという話をします。
ライトやヒーターで調整しないならだいたい4月から9月くらいが産卵シーズンです。
気温の季節変動でこの前後1ヶ月くらいの産卵シーズンになる場合もあります。
メダカの産卵と日照時間の関係については研究が存在して、だいたい12〜13時間くらい日照時間があると産卵すると言われています。
次に,日照111/2時間のところにおかれて2週間前から産卵を中止している魚を,7月7日から日照時間が(A)131/2時間,(B)111/2場時間から毎日5分ずつ131/2時間まで増加させるもの,(C)自然日長(15時間→141/2時間)の光条件下に移して飼育したものについては(A)は7月22日に(C)は7月17日に産卵を再開し,(B)は日照時間が1211/12時間に達した7月23日以降に産卵を開始した。
(1)野村 稔, 魚類の成熟・産卵と外部環境要因, 水産増殖/12 巻 (1964-1965) 3 号
〔……〕
その臨界日照時間は12時間と13時間の間に存在すると推論している。
だいたい12〜13時間と考えて良いでしょう。屋内飼育で冬でもライトとヒーターで産卵を狙うなら13時間くらいが妥当と思われます。
一例として月ごとの東京都の日照時間をまとめてみます。値は全て2022年の各月の1日目の値です。(参考:国立天文台 天文情報センター 暦計算室, 東京(東京都)のこよみ)
月 | 日の出 | 日の入り | 日照時間 |
1月 | 6:51 | 16:38 | 9時間47分 |
2月 | 6:41 | 17:08 | 10時間27分 |
3月 | 6:12 | 17:36 | 11時間24分 |
4月 | 5:28 | 18:02 | 12時間34分 |
5月 | 4:50 | 18:27 | 13時間37分 |
6月 | 4:27 | 18:51 | 14時間24分 |
7月 | 4:29 | 19:01 | 14時間32分 |
8月 | 4:49 | 18:46 | 13時間57分 |
9月 | 5:13 | 18:09 | 12時間56分 |
10月 | 5:35 | 17:26 | 11時間51分 |
11月 | 6:02 | 16:46 | 10時間44分 |
12月 | 6:32 | 16:28 | 9時間56分 |
だいたい4月から9月までですね。10月はちょっと厳しい。
詳しくは以下の記事でやりました。
18℃固定のオートヒーターで3月くらいに産み始めましたが全く孵化しませんでした。26℃の水槽に卵を移したらすぐに孵化しました。
18℃以上くらいで産卵はしますが、最低でもメダカヒーターの設定温度である23℃以上は水温がほしいところです。
上の記事でだいたい注意点は解説しているのですが、重要なところだけ再掲します。
当然ながら産卵床に産み付けられた卵を放置すると親に食べられてしまいます。
毎日(特に朝)チェックして卵があったら隔離します。なぜ朝なのかと言うとメダカは夜明けの少し前に産卵すると言われているからです。
夜にチェックすると昼間食べられてしまいます。
我が家で使っているのはスドーのメダカの浮くネットシリーズです。
これを水槽に浮かべて、卵を見つけ次第放り込んでいきます。
そのうち孵化するので、100均のレンゲでより大きな安定するネットに移します。我が家ではスドーの産卵飼育ネットLに移しています。
あとはネットで体長1〜1.5cmくらいになるまで育成して本水槽に移動させます。
浮くネットはたまに掃除します。汚れが少ないならゆすぐだけ、ひどい汚れの時は塩素系漂白剤です。
塩素系漂白剤は魚に有毒なので、よくゆすいで、何回か新水と交換後にカルキ抜きを入れて塩素を抜いてから再使用します。
浮くネットと稚魚用のネットはそれぞれ2つあると使い回せて便利です。
エサは稚魚用のものを与えます。
25℃なら10日、23℃なら250÷23≒11日で孵化すると予想できます。一日の平均水温を日にちごとに足していって250℃になったら孵化すると考えるといいでしょう。
稚魚が孵化してからは23℃以上をキープするといいです。だいたいその温度で孵化して成長していきます。
メダカ用のオートヒーターなら温度自動調整なので便利です。サーモスタット一体型より安いです。
ヒーターはプラ容器を溶かす可能性があるので、ガラス水槽で使いましょう。
25cmキューブ水槽なら14L程度なので18Lまで使えるGEX メダカ元気AUTO HEATER SH55が使えます。
我が家でもコリドラスの稚魚育成は25cmキューブ水槽を使っています。
我が家ではメダカはグッピー育成用の45cm規格水槽にネットを入れて育成しています。熱帯魚水槽が別にあるならそこを利用するのも一つのやり方です。肉食魚水槽ではやらないほうがいいですけどね。
25cmキューブ水槽を使うなら、親とメダカ稚魚を一緒の水槽で飼育できるでしょう。
砂があると生存率が上がることが多いです。バクテリアも住み着いて安定するので、できれば大磯砂でいいので入れたほうがいいでしょう。
そんなに多くは入れません。水槽の底面にうっすら大磯砂の表面ができるくらいで十分です。1.7kgの製品なら360円程度で入手できます。(charm楽天市場店2025年5月29日の価格)
メダカに強い水流が当たると流れに逆らって頑張って泳ぐのですが、それが体力を奪って死んでしまいます。
フィルターの水流は弱めにしましょう。
夏場は水槽内の酸素が不足しがちなのでエアレーションしたほうがいいでしょう。
特に水草を入れている場合、高水温で光合成能力の低下と呼吸による酸素消費量が増えて夜間に酸欠になりやすいので夜間だけでもエアレーションするといいです。
ごちゃごちゃした計算は以下の記事でやっていますが、結局夏は酸欠になりやすいという話となります。
水心なら比較的低騒音です。
エアーの泡が細かいほうが酸素が良く溶け込みます。
シリコン製のチューブのほうが固くなりにくく管理がしやすいです。
冬でも産卵させたいなら、ライトの点灯時間13時間程度、水温23℃以上程度を維持すれば産卵する可能性があります。
25cmキューブ水槽ならコトブキのLEDが電気代も少なくておすすめ。
水温はメダカ用のオートヒーターでいいでしょう。
今回はメダカの産卵時期はいつなのか、産卵した卵をどう育成するのかという内容で解説しました。
4月になったら「そろそろ産卵だな」、9月になったら「そろそろ卵のお世話は終わりだな」と目安が予想できるようになるので、覚えておくといいでしょう。
水温管理もちゃんとやりましょう