水槽トラブル・飼育方法

グッピーの稚魚を早く成長させるには【グループで育てよう】

水槽トラブル・飼育方法

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今回はグッピーの稚魚を早く成長させたいというときに使える簡単なテクニックに関する内容です。

グループで育てると早く成長する

グッピーは複数匹で一気に産まれるのであまり意識しないかもしれませんが、グッピーは複数匹で飼育するとエサを食べる量が増加します。

これまでの実験では,グッピーの摂食行動が,仲間個体数3までの増加に対応して上昇した.

〔……〕

すなわち,摂食量は,刺激個体数0の場合に約38であったが,個体数の増加とともに比例的に上昇し,刺激個体数3で最高(約48)となり刺激個体を3個体より多くしても増加しなかった.

植松 辰美, グッピーにおける摂食行動の社会的促進 : II 社会的促進の機構, 日本生態学会誌/21 巻 (1971) 1-2 号

つまりグッピーにたくさん食べさせたければ4匹以上で飼育すると良いということになります。

あまり無いかもしれませんが、それぞれの稚魚を少ない匹数で隔離して育てるみたいなことをすると成長は遅くなるでしょう。

たくさん食べればそれだけ成長速度は上がります。

こまめにエサを与えると早く成長する

グッピーは食いだめができないので、一度お腹いっぱいになるとしばらくエサを食べなくなります。

一番いいのは一日に3〜4回くらい給餌することです。それだけたくさんエサが食べられるので成長速度が上がります。

タイマータイプのオートフィーダーを使えば仕事があって日中家にいなくても給餌できます。

グッピーは昼行性なので、昼間の時間を4分割くらいして、そのタイミングでオートフィーダーのタイマーを作動させるとよいでしょう。

エーハイムのオートフィーダーなら一日4回分プログラミングできるのでちょうどよいでしょう。

もしオートフィーダー無しで育成したいなら朝と夕方、つまり出勤前と帰宅直後に与えればよいです。

それでも十分育ちます。

その他の稚魚育成に関する注意事項

ここからは早く成長させる方法と言うより、「やらないと死亡する稚魚が増えるからやっておいたほうがいいこと」を解説します。

産まれたら放置しないで隔離する

グッピー稚魚は産まれたらすぐに親などの成魚に食べられてしまいます。

水草によってある程度それを防ぐことは可能です。

稚魚を捕まえて隔離するまでの一時的な隠れ家ならミクロソリウムセミナロー、稚魚が勝手に本水槽内で大きくなるまで逃げ切るようにするならウィローモスがおすすめです。

ただたとえウィローモスを使っても稚魚の全部が生存するということにはなりません。何割かは食べられます。

そこでちゃんと産まれたら隔離しましょう。

飼育するメスが少ないなら産卵箱がおすすめです。

もしメスが多くて産卵ボックスが足りないのなら、稚魚ネットに産まれたらすぐ網ですくって移動させます。

網は小さいほうが小回りがきいてよいです。

フィルターの給水部分にはスポンジを付ける

外部フィルター、外掛けフィルター、上部フィルターは水を吸い込む部分のスリットから稚魚がフィルターに吸い込まれる場合があるので、ストレーナースポンジを使いましょう。

上の商品リンクのマツダの製品は汎用的な製品です。これ以外にも各フィルターの型番やメーカーごとにステレーナースポンジが色々販売されているので、それぞれのフィルターに適したストレーナースポンジを探してみてください。

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1に掃除、2に掃除…、とにかく掃除

フワフワしたコケは水槽の汚れを絡め取って保持します。また水草の上に降り積もったエサの残りもよくありません。

それを放置すると絡め取られた汚れがグッピーに付着してグッピーの死亡率が上がります。

こまめに水草の上に降り積もったエサの残りを取り除く、茶ゴケや黒髭コケを取り除くという日頃からのメンテナンスが非常に重要です。

砂利の黒髭コケに関する記事です。

フィルタースポンジやヒーターの黒髭コケ対策記事です。

水草やストレーナースポンジの黒髭コケに関する記事です。

水換えをサボらない

当たり前の話ですが、水換えをサボると水質が悪化してよくありません。週一回1/3の水換えを忘れないようにしましょう。

いつまでも稚魚ネットで育成しない【生後1ヶ月くらいで本水槽に戻す】

過密だと生育が滞るので親に食べられないくらいの目安である生後1ヶ月くらいで本水槽に戻しましょう。

まとめ【グッピー稚魚の成長促進方法はグループ飼育とこまめな給餌】

今回はグッピー稚魚を早く成長させる方法としてグループ飼育とこまめな給餌について解説しました。

当サイトではグッピーに関する他の記事も書いているので、そちらもご覧いただけますと幸いに存じます。

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