\欲しい魚も用品もcharmでだいたい見つかる!/
〜ネコポス対応で単品購入の送料が安い商品多数!〜

今回はコリドラスの水温に関して解説します。
まずコリドラスの適温は20℃~27℃程度です。我が家の体感では30℃を超えるとポツポツ落ち始めます。
比較的低水温でも耐えます。
確かに目的に応じて何℃を保つべきかは変わってくるのですが、普通に飼う、たまに繁殖もするという条件なら26℃のオートヒーターで十分です。
26℃のオートヒーターで飼育しても普通に繁殖します。特に秋から春の間に産卵することが多いです。コリドラスの繁殖に関しては以下の記事で詳細に解説しています。

つまり28℃とかのちょっと高い水温だと生存はするけど繁殖はしないのでしょう。我が家の夏のコリドラス水槽の水温は28℃位でキープしていました。その時期に卵を産まなかったのでそうなんでしょう。
また白点病の原因の白点虫の増殖が止まる水温が25℃以上なので26℃というのはその意味でもコリドラスが病気になりにくい水温と言え、オートヒーターで十分と言えます。
ただコリドラスなら全部が全部オートヒーターで飼えるかというとそうとも言い切れなくて、例えばイルミネータス、ベネズエラブラックなどは24℃くらいで飼育したほうが良いと言われています。そういうときは温度可変式のヒーターを購入しましょう。この2種のコリドラスは「高頻度水換えによる新鮮な(硝酸塩が少ない)水」と「中性付近のpH」も必要になります。
水槽用ヒーターには水量ごとに必要なワット数が決められているのでちゃんとそれに合ったヒーターを使う必要があります。ワット数が低すぎるといくら温めても出力が足りず設定温度になりません。
水槽の水量は以下のようになっています。
| 水槽 | サイズ | 水量 |
| 30cmキューブ水槽 | 30×30×30cm | 約22〜24L |
| 45cm規格水槽 | 45×27×30cm | 約29~31L |
| 60cm規格水槽 | 60×30×36cm | 約59L |
30cmキューブ水槽なら以下のSH80がおすすめです。
45cm規格水槽なら以下のSH120がおすすめです。
60cm規格水槽なら以下のSH160がおすすめです。
GEXのSHシリーズはヒーターの安全装置が二重になっていて、普通のヒーターは一回装置が作動するとヒューズが切れて再使用不可になるところ、これだと通常はセンサーだけ働いて通電を遮断するだけで済み、再使用が可能となっています。センサーも使えない場合はヒューズが飛んで通電が遮断され再使用不可になる仕組みです。
じゃあ年中26℃でいいのかと言うと、テクニックとして水温を下げたほうがいい状況はあります。
魚の病気の治療のときは高水温がいいと言われますが、だいたい25℃以上なら効果があると言われることが多いので、26℃のオートヒーターで十分でしょう。
下手に30℃とかにするとコリドラスの適温から外れてかえって弱るし、ちょっと下げて28℃にしたからいいのかと言われれば26℃と大差無いみたいになります。
では低水温はどうでしょうか。
テクニックとして「産卵誘発」をしたいときは22℃〜23℃くらいに一時的に水温を下げる場合があります。やり方としては水換えのときにちょっと冷たいカルキ抜きした水を入れるだけです。要するに「刺激」があればいいわけです。
冷たい水を入れてもヒーターの設定水温は26℃くらいでいいです。長期間冷やさなくてもいいです。
ただこれは水温ショックと表裏一体なので、無理して行わなくてもいいでしょう。
卵を産ませたいときに強制的に産ませるテクニックとしてはアリでしょうけど、普通に26℃で飼育していても普通に産卵するときはします。
なおコリドラスの適温が26℃よりやや低いという情報を目にして「低温耐性が高いからヒーター無しで飼えるのか」と気になる方もいると思います。コリドラスをヒーター無しで飼えるのかという内容で以下で記事にしました。よろしければご覧ください。

結論としては「やめといたほうがいい」となります。確かにパレアタスでは10℃での冬超えの報告があるのですが、裏を返せばそのくらいしか報告はなくて、やめたほうがいいです。
そもそもコリドラスは南米の魚なので暖かい気候に適応した魚です。ちゃんと適切な温度になるようヒーターを使ってあげてください。
上で述べたようにコリドラスは高温に弱いです。
実際我が家でも冷却が間に合わず水温30℃くらいが続いた環境でコリドラスが落ちてしまったことがあります。
なので室温が30℃を上回るくらいの環境では水温を下げる取り組みが必要です。
水温を下げることに関しては以下の記事で解説しています。

水槽の水温を下げる方法は以下の4つです。
このうち人間用クーラーと水槽用クーラーの電気代に関しては以下の記事で比較しています。

最近は夏の猛暑日が増えているので、水槽用クーラーか人間用クーラーを使わないと冷却が追いつかない状況になっています。
コリドラスを夏超えさせるためにもクーラーを準備したほうがいいでしょう。
また室温32℃くらいまでなら冷却ファンでなんとかなる場合が多いです。電気代もクーラーより圧倒的に少ないので、適宜冷却ファンも使いましょう。春先と秋口なら冷却ファンが活躍します。
30cmキューブ水槽ならコトブキの104がいいでしょう。
45cm規格水槽から60cm規格水槽ならコトブキの204がいいでしょう。
なお凍らせたペットボトルでも水槽の冷却は可能ですが、急冷しない工夫が必要です。もしやるならそれについて解説した以下の記事もご覧ください。

なお上の方法で冷却しても30cmキューブ水槽より小さい水槽だといくら工夫しても急冷になってしまって魚が弱ります。
30cmキューブ水槽以上の水量の水槽で行い、あくまで自己責任でお願いします。
水温以外にもコリドラス飼育で検討しなければいけないことは多岐に渡ります。
当サイトでは代表的な3種類の水槽でのコリドラス飼育に関して網羅的な内容で記事を書いてきました。
30cmキューブ水槽でのコリドラス飼育に関しては以下をご覧ください。

45cm規格水槽でのコリドラス飼育に関しては以下をご覧ください。

60cm規格水槽でのコリドラス飼育に関しては以下をご覧ください。

その他コリドラス飼育での掃除や水換えのタイミングなどに関する注意事項をまとめた以下の記事も参考になるかもしれません。

今回はコリドラスの水温に関して解説しました。
基本的には26℃のオートヒーターで水温を保ち、夏場は冷却ファンやクーラーで冷やすと良いでしょう。

無理して産卵誘発をしなくても産卵はします