継続するための技法

手入れの頻度はこれでOK。継続のための「3・3・7」と「A・B・C」

継続するための技法

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はじめに

今回は

「水槽をどのくらいの頻度で、どうメンテナンスすればよいのか

について述べます。

名付けて

継続のための「3・3・7」と「A・B・C」

です。

アクアリウムを続ける上で立ちはだかる壁は

きれいさを保つ

ことではないでしょうか?

水槽にはコケが生えます。

コケの生えたガラスを見ると、もうそれは部屋を飾るインテリアとしての役割を果たさず、手入れをサボっている自分自身を映しているようで、嫌な気持ちになります。

これをなんとかするためによく言われるのは

週一回の水換え

ですね。

これは基本です。

しかしながら週一回の水換えのときにコケ落としをするだけでは足りません。

もう少し頻度を上げないと、いつ見てもコケのない水槽にはならないんです。

どのくらいの頻度でどのようにメンテナンスすればいいのか。

解説していきます。

一週間に行うのは「3・3・7」のセット

では水槽がインテリアとして見れなくなるくらいコケが生えるのは、コケ落としをしてから何日後なのかということから述べていきます。

結論から言うと3日です。

3日経つと一気に見栄えが悪くなります。

例えば金曜日に水換えしてコケを落とします。

すると日曜日の午後はギリギリで、月曜日の朝にはうっすらコケがガラスを覆います

このことから3日後に一回コケ落としをする必要があるという結論が導き出されます。

例えば金曜日に水換えすると、月曜日にコケ落とし、木曜日にコケ落としということになります。

ここで考えたいのは、3日後という中途半端な数です。

一週間は7日ですから、金曜日に水換えをするとすると、コケ落としは月曜日木曜日になります。

しかし水換えは金曜日ですから、木曜は我慢して、金曜日にコケ落とし、つまりコケ落としを月曜と金曜にやればいいのではないか、と考えたくなります。

しかしながら木曜日にはもう薄っすらコケが生えている状態なので、木曜日はきれいではない水槽を見続けることになります。

これがモチベーションを奪います

なので木曜日にコケ落としだけでも実行し、金曜日もちょっとコケ落としするくらいのことはやったほうがいいでしょう。

そして金曜日はきちんと水換えをする。

このペースがきれいな水槽を維持してモチベーションを保つギリギリのラインです。

水換えでは何をするのか

水換えのときは単純にコケ落としをして、ホースで水を抜いて、新しい水を入れればいいんじゃないの?

と考えるかもしれませんが、もう少しやることを増やしましょう。

  • フィルターの掃除(フィルター全体のコケ落としと濾材の揉み出し)
  • 水槽ライトのホコリ取り
  • 水槽蓋の掃除
  • 水温計のコケ取り
  • 水草のトリミング

一週間くらいやらなくても、次の週にはあまり影響はないことばかりです。

しかし

もう我慢できない

くらいになってからやろうと思うと、おそらく一ヶ月に一回くらい、大規模に水槽全体を掃除するハメになります。

しかもそういう日には通常の

「コケ落とし、ホースで水を抜く、新しい水を入れる」

くらいの手間でやりたいと思っているでしょうから、予定外の辛い大量の作業が自分の自由を奪っているみたいに感じて、モチベーションが下がっていきます。

人間は想定外のことが起きるとストレスを感じます。

ストレスを少なくするためには、こまめに、汚れが少ないうちに、少しの手間できれいさを維持するのがいいです。

一気にやろうとするよりはストレスが少ないです。

フィルターの掃除は、いったん電源を抜いて水槽から外し、スポンジフィルターの筒や外かけ式濾過器の水が流れるところを掃除するなど、要するに丸洗いするようにします。

もちろん洗剤は使わずに。

スポンジや濾材は飼育水を汲み出したもので揉みだすのが良いですね。

水換えを「A・B・C」に分ける

上で一週間に一回の水換えでやることを書きましたが、二週間に一回とか一ヶ月に一回とかの頻度でも良いこともあります。

私の水槽では

「ミクロソリウムのトリミング」

二週間に一回

「底床の砂掃除」

一ヶ月に一回くらいの頻度でも大丈夫です。

そこで水換えのときにやる項目を

A:一週間に一回やること

B:二週間に一回やること

C:一ヶ月に一回やること

と分けます。

例えば次のようにします。

  1. ガラス面のコケ裏表(3日)
  2. ろ過器の水出口(A)
  3. ろ過器のポンプ部分の白い部分(A)
  4. ろ過器のろ材(A)
  5. ろ過器の蓋のホコリ(A)
  6. 赤い鳥居のオブジェ(A)
  7. 水槽の蓋の掃除(A)
  8. 水槽のライトの掃除(A)
  9. 水槽の蓋を支える部分の掃除(A)
  10. 水温計のコケ取り(A)
  11. 水換え(A)
  12. ロタラの成長しすぎを間引く(A)
  13. ミクロソリウムの成長しすぎを間引く(B)
  14. 低床の田砂の掃除(C)

細かく書き出しましょう。

そしてカレンダーに次のようにA、B、Cと記述します。

1 2 3 4 5 6 7
3 3 A
8 9 10 11 12 13 14
3 3 B
15 16 17 18 19 20 21
3 3 A
22 23 24 25 26 27 28
3 3 C
29 30 31
3

3の日は「ガラスのコケ落とし」

をします。

Aの日は3とAの項目だけやります。

Bの日は3とAとBの項目をやります。

Cの日は3とAとBとCの項目をやります。

そしてまた次の週からA・B・A・Cの順で水換えします。

こうすれば、汚れたときに全力で掃除するという辛さを軽減して、こまめに少ない労力で継続的に水景を維持できます。

まあCの日は大変なんですけど、ここは頑張るしかありません。

AとBをサボっていきなりCをやろうとするとコケもびっしり生えて、水草もワシャワシャ成長しているので、AとBで負担を減らした状態でCをやったほうが辛くないです。

カレンダーを印刷するか手持ちのカレンダーを用意して、そこに「」と「A・B・C」と記入して管理するといいです。

よく手帳を見るなら、手帳でもいいですね。

水換えのときにやる項目も印刷して管理するといいです。

水換えが終わったら、項目をチェックして、作業に抜けがなかったか確認します。

毎日カレンダーを見て

「よし、明日は水槽掃除の日だな」

覚悟して、確認しておいた方が想定外が減るからストレスを感じにくく、継続にプラスにはたらきます。

リマインダーだと忘れた頃にいきなり仕事がやってきたような感じになって、ストレスを感じやすいのでカレンダーの方をおすすめします。

まとめ

水景がいつもきれいなら、アクアリウムはインテリアとして機能します。

こまめに上記のような手入れを続ければ、維持するのも少しやりやすくなるはずです。

継続のための「3・3・7」と「A・B・C」

いかかでしょうか?