継続するための技法

めんどい…。水換えのやる気が出ないときの対策

継続するための技法

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今回の内容を動画にまとめました。よろしければそちらもご覧ください。

水換えはアクアリウムとは切り離せない行動です。

水換えをしなければpHは下がり続け、魚が生存できなくなります。

コケを落とさなければ水槽の景観が損なわれます。

水草をトリミングしなければ魚の遊泳スペースはなくなり、やはり景観が損なわれます。

こういうメンテナンスを水換えの時間に行います。

しかし必要性を認識していながら、なかなか水換えをしたいという気持ちにはなりません。

これは水換えというのが「掃除」に近い行動だからです。

アクアリウムをしているのは

きれいな水槽を眺めたい

からであり

バケツで水を交換して、コケを落とすことが楽しい

という理由ではないからです。

水換えそのものは楽しくないのです。

今回はそんな楽しくない水換えをいかに継続してやり続けるかというテーマでお話しします。

行動のハードルを下げる

いきなり大量に完璧にやろうとするとやる前からやる気がごっそりなくなります。

まずは完ぺきではないけどこれだけはやろうと決めたことをやりましょう。

私の場合は水換えのたびにレイアウトを考えるようなことはやりません。

水槽が維持できていればよしとしています。

時間がない時は全部一気にやろうとせず、5本の水槽のうち2本だけやるというときもあります。

行動をすべて書き出す

水換えのたびに「今日は何をやればいいかな」と水槽とにらめっこしていると、精神的に負担になってやる気がなくなっていきます。

何をすべきか思い出して、抜けがないか考えるのは結構頭を使います。

それをただでさえやる気がない時にする。当然やる気がなくなります。

だからやることを書き出してみましょう。 例えば次のような感じです。 

  1. ガラス面のコケ裏表(3日)  
  2. ろ過器の水出口(1週間) 
  3. ろ過器のポンプ部分の白い部分(1週間) 
  4. ろ過器のろ材(1週間) 
  5. ろ過器の蓋のホコリ(1週間) 
  6. ろ過器のスポンジ(1週間) 
  7. 水槽の蓋の掃除(1週間) 
  8. 水槽のライトの掃除(1週間) 
  9. 水槽の蓋を支える部分の掃除(1週間) 
  10. 水換え(1週間) 
  11. ウィローモスとロタラのトリミング(1週間) 
  12. ミクロソリウムの成長しすぎを間引く(2週間) 
  13. 低床の大磯砂の掃除(1か月) 

この書き方は次の記事で扱いました。

細かくやることを決めていればあとはそれをやるだけです。

逆に考えると、項目を決めず水換えをすると、水換えのたびにこれだけの項目を思い出す必要があり、精神的な負担になることは想像に難くありません。

また項目を管理するようにすれば、次の水換えのときに何かしら問題が起きても対応しやすいです。

項目のどこかに問題があるから異常が起きているので、項目を修正するか新しい項目を追加すれば対応できます。

そしてこれを水槽管理が安定するまで続ければ、水換えは悩まなくていい単純作業のレベルまでハードルが下がります。

水換えをする時間をスケジュールに組み込む

「水槽が汚れてきたらやろう」

こういう始め方は行動のきっかけが曖昧になり、なかなか手が付けづらくなります。

私たちは基本毎日何かしら忙しいものです。

そこにいきなり数時間の作業が発生したとして、すぐに数時間確保できるということはありません。

すると水換えは後回しになっていきます。

そのためちゃんと週一回のこの時間は水換えをすると決めておきましょう。

時間がかかることを受け入れる

やはり3時間ほど時間がかかる作業を2時間で解決するというのは難しいものです。

3時間を2時間にする努力をするよりも、ちゃんと3時間を受け入れることの方が大切です。

一日3時間が難しいなら、2日に一回1時間を3回とかにしてみましょう。

魚のための時間を作る。

これが大事です。

とりあえずやってみる

人間はとりあえず始めてみると、なんだかやる気が出てきて行動が継続するという性質があります。

作業興奮」というらしいです。

上で挙げたたくさんの項目を一気にやろうとすると気が滅入るかもしれません。

まずは

とりあえずコケを落とすだけ

と作業を始めてしまいましょう。

いっきに全部やろうとするよりうまくいくでしょう。

疲れていたら無理しない

肉体的精神的に疲れている時に無理して水換えしようとするとかなり苦痛です。

無理そうならまず休みましょう。

回復してから始めてもいいのです。

2・3日予定がずれてもたいした問題になりません。

道具をそろえる

ちょっと本格的な道具をそろえるというのも大事です。

仕事でもお気に入りの文房具があれば、何かを書くときにやる気がでますよね。

私の場合はスポンジで水槽のガラスを磨いていたところを、スクレイパーに変更してから、作業しやすくなり、本格的なアクアリウムをしているような気分になりました。

気分が上がりそうな道具を手に入れてみるのもいいですね。

ズボラでもできるとりあえず水槽を維持できる3つの方針

私が水換えのときに意識しているのは次の3つの方針です。

透明な水

遊泳スペース

コケなし

とりあえずこれだけ守っていれば水槽は維持できます。

詳細はこちらで紹介しています。

これを基本にアクアリウムをやってみてはどうでしょう?

まとめ

今回は水換えをするためのモチベーションの話でした。

楽しくはならないかもしれませんが、工夫すれば多少は継続しやすくなると思います。

きれいな水槽に癒されるために頑張りましょう。