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はじめに
桜も咲き始め新生活の季節ですね。
一人暮らしを始めて、家具を買いそろえた自分の部屋。
そんな室内にアクアリウムがあると部屋の魅力が引き立ちます。
今回はアクアリウム歴7年の筆者が、もう一度一人暮らしを始めるならどういう水槽を構築するのか書いていきます。
ちなみにこれは私の願望を詰め込んだ仮定の話で、実際に作ってみたわけではないのでご注意を。
構想
一点集中型にします。
- 部屋が広くない→水槽本数は少なく
- 水槽は45cmにする→60cm水槽はランニングコストがかかる
- 予算をケチらない→インテリアとして機能させ長くアクアリウムを楽しむ
稼働させる水槽は一本だけ。
でも複数水槽に予算を分散させず、一本を豪華にしてインテリアとして機能させます。
水槽本数が少なければ外部フィルターのメンテナンスなどの時間が取れるのもいいですね。
部屋が大きければ60cm水槽でいいんですけど、昔ワンルームのアパートに住んでいたときは45cm水槽でかなり部屋を圧迫したので、45cm水槽が限界かなと考えました。
現在私は45cm水槽を4本稼働させていますが、45cm水槽でも水質は安定するのでこのサイズにしました。
私が低予算アクアリウムを続けて得た良さはこんな感じ。その知見も組み込みます。
- 陰性水草中心なら照明の電気代がかからない
- 砂利系の低床なら砂掃除もしやすく管理が楽
- 60cm水槽より明らかに水道代が少ない
電気代が上がっている昨今、ランニングコストは重要です。
そのため今回は
45cm水槽で作るランニングコストが低くて済むちょっと豪華な陰性水草水槽
を構築するならどうするかという話をしていきます。
大学生は帰省することを考えてから始めよう
始める前に大学生の一人暮らしの注意を述べます。
大学生だと長期休みに実家に帰省しますよね。
2週間くらいならオートフィーダーなどの自動餌やり器を使えばギリギリ持ちますけど、それ以上になると厳しいです。
毎年長期間アパートを空ける可能性があるなら、始めるのはやめておきましょう。
調達方法
通販なら車がなくても必要なものを調達できます。 アマゾンや楽天で購入するか、charm本店で注文するといいでしょう。
車を持っていて近くにアクアショップがあるならそちらでも良いです。
45cm水槽
基本的にフレームのない「オールガラス水槽」がおすすめ。
フレームがある水槽だと丈夫なんですけど、オールガラス水槽でも水漏れしませんし、オールガラス水槽の方が、レイアウトがきれいに見えます。
水槽台
45cm水槽に水を満たすと約38kgになり、
木製の普通の棚にポンと置いておくと棚がゆがんで危険です。
ちゃんと耐荷重が高い丈夫な専用台に乗せましょう。
またオールガラス水槽にはフレームがないので、水槽下側の強度が高くありません。
「線で支える」タイプの水槽台だと割れるので、ちゃんと支える部分が平面の水槽台を購入しましょう。
他に水槽台を導入するメリットとしては
外部フィルターの設置場所が確保できる
点が挙げられます。
外部フィルターはどこに置くか迷うので、水槽の下に収納できる水槽台は便利です。
我が家では「設置場所が無い」というのが外部フィルター導入の壁になっています。
低床
大磯砂でもいいんですけど、長年アクアリウムをやってきて、チープな感じに見えないのは
「田砂」
ですね。
田砂は人気商品なので、無いなら
これでもいいですね。
大磯砂だと貝殻がpHを上げて、水質が安定しないことがありますが(と言っても水質に敏感な魚を飼わなければ大丈夫)、田砂には貝殻が入っていないのでpHの変動がほぼありません。
水槽設置初期から水質が安定します。
ソイルでもいいです。
ただし時間経過で崩れてくるので定期的にソイルの入れ替えが必要になるのが手間ではあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
フィルター
外部フィルターがおすすめ。
外部フィルターはろ過力が高いですし、水槽内でスペースを取らないため遊泳スペースを確保できます。
何よりカッコいい。ホース類のメンテナンスは大変ですが(コケが付くので落とすのが大変)、それを上回る見栄えの良さがあるのでおススメです。
45cm水槽用には小さめの外部フィルターが売られていますが、60cm水槽にも使える大きめのものを選びましょう。
エーハイムが一番おススメ。老舗です。「エーハイム2213ろ材付き」なら、ろ過力の高いろ材が最初から付いているのでろ材の選定に悩む必要もありません。
小さい外部フィルターより大きい外部フィルターの方が、メンテナンスしやすく作ってあります。ユーザーの母数が多いので、多くの人に響くように作ってあるんでしょうね。
色々な追加パーツも60cm水槽用の外部フィルターを中心にラインナップされており、大きめの外部フィルターを選んだほうがいいでしょう。
またエーハイム2213だと呼び水が必要になるので次の呼び水用の器具をそろえましょう。
また水流が結構強いのでこういう水流を緩やかにするパーツがあるとなお良いです。
ちなみに「外部フィルターの価格が高いからちょっとな」というときは外部フィルター以外のフィルターを選びましょう。
照明
45cm水槽用の高光量の照明はいくつかありますが、電気代を抑えるという目的のために、それなりに明るいけど電気代は少ないものを選びます。
詳しくはこちらにまとめました。
上の記事は30cm水槽用なので、今回はワンランク上の45cm水槽用を選びました。
45cm水槽にはSS 3042で十分ですが、ガラス蓋の上に置いておく感じでの設置になって見栄えがいまいちです。せっかく外部フィルターを入れて豪華にするなら、水槽の縁にちゃんと乗るものがいいでしょう。というわけでSS 4052を選択しました。
在庫が無ければ、他のメーカーの出力が5Wから10Wくらいの45cm水槽対応の照明を探してみましょう。
一人暮らしで帰宅時間がたまに遅くなることがある方はこういう水槽用タイマーが売っているので、それと照明を繋げば帰宅が遅くなっても安心です。
またもし高光量が必要な水草を育てたい場合はこういう照明がいいでしょう。
電気代はSS 4052の2倍ですが、これ一つで十分みたいですね。
ただし光量が増えればコケもかなり繁殖するので、定期的なコケ落としの頻度は上がります。
我が家の感覚的に言えば、5WのLED電球2灯で3日に一回くらいのコケ落としが必要になるので、それを基準に考えてみるといいでしょう。
ヒーター
水槽の大きさに適合するヒーターを選びましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
流木
流木はあったほうが、印象がいいです。
我が家はcharm本店の「一点物」から30cm水槽用くらいのものを使用しています。
水草
次の記事を参考に陰性水草か低光量で育成できる水草を選びます。
魚
好きな魚を導入すればいいですが、初心者には難しい魚もいるので気をつけましょう。
初心者なら「カラシン」か「グッピーなどの卵胎生メダカ」がおすすめです。
コリドラスを飼うなら、低床にスペースが必要なので、こんな感じであまり水草を植えないようにしましょう。
カラシンメインならこんな感じ。
グッピーはカラシンメインの水槽を参考にするといいでしょう。
あんまり稚魚の隠れ家どうこうというのは気にしなくてもいいです。
こんなアマゾンソードだけのスカスカ水槽でも自然に増えます。
増えるときは増えるし増えないときは増えない。
グッピーは「確実に増やそう」とすると難しいところがあります。
魚も通販で購入可能です。
ただし混泳は相性があるので購入前に購入サイトなどで確認してください。
エンゼルフィッシュは小型魚をつついて攻撃しますし、ベタは複数匹で飼うと基本的にオスオス、オスメスで攻撃が始まってボロボロになります。
エサ
基本的にその魚にあったものを選びましょう。
カラシンやグッピーならフレーク状のエサ、コリドラスならコリドラスタブレットなどがあります。
コリドラスは赤虫を好んで食べますが、かなり水質に影響を及ぼすので、初心者はコリドラスタブレットで十分です。
レイアウト
初心者のうちは次の3点を意識しましょう。
- 透明な水
- 遊泳スペース
- コケ
詳しくはこちらをご覧ください。
水草は少なめからスタートしましょう。
植えすぎると見た目が崩れる原因になりますし、コリドラスがいる場合、遊泳スペースが足りなくなります。
メンテナンス用品
最低限次のようなものがあればいいでしょう。
バケツ(水槽容量の3分の1が入る容量のモノ)
クリーナーポンプ(水槽の水抜き用ホースです)
スクレイパー(ガラスのコケ取り用の道具です)
ホースブラシ(外部フィルターのパイプは結構汚れます)
カルキ抜き(エラ保護成分が入っているほうがいいです)
計量カップ(新しい水を汲んで水槽に入れる時これがあると重いバケツを持たなくて済みます)
その他あると便利なもの
- 歯ブラシ(ガラスのつなぎ目のシリコン部分のコケを優しく磨きます)
- ハサミ(ステンレス製のものなら錆びないので使いやすい)
外部式フィルターのメンテナンス
こちらのサイトが参考になります。
半年に一回くらいはメンテナンスしましょう。
パイプ掃除はもう少し頻度を上げたほうがいいでしょう。毎週の水換えのとき汚れ具合を確認してください。
QUBE, 「外部式フィルターのろ過槽、ホースの掃除方法とタイミング」, 2017-01, 閲覧日2023-03-20.
水換え
次のサイトが参考になります。
TOKYO AQUA GARDEN, 「簡単にできる!自宅水槽の水換え方法!基本の水換え道具と手順をご紹介」, 2023-01-23, 閲覧日2023-03-20.
週一回、水槽容量の3分の1くらいを換えるのが目安です。カルキ抜きを忘れずに。
また1週間のメンテナンススケジュールはこちらを参考にしてみてください。
初めて水槽に水を入れるときはカルキ抜きを忘れずに
水道水には塩素が含まれており、これが魚の呼吸困難を引き起こします。そのためカルキ抜きという塩素中和剤を入れます。
初めて水槽をセットしたら、水槽の水にカルキ抜きを適量入れてください。
まとめ
今回は春から始めるアクアリウムというテーマで書きました。
色々書きましたが、買いたいものを買って、やりたいようにやるのが一番です。
今回はあくまでこんなセットを買ったらどうでしょうという提案です。
細かいことは魚を飼いながら覚えていくものです。
興味が出てきたら始めてみましょう。アクアリウムは結構楽しいですよ。