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今回は水槽のコケ取り生体の一種であるフネアマ貝に関する内容です。
フネアマ貝とは
フネアマ貝というのは淡水魚アクアリウムに導入できる貝の一種です。

強力なコケ取り生体として有名で、特にガラス面につくコケを勝手に食べてくれるのでスクレイパーによるガラス磨きの回数がかなり減ります。
金魚水槽は汚れる
金魚水槽は汚れやすいです。熱帯魚水槽も汚れやすいですが、金魚は熱帯魚より基本的に大きい場合が多いですし、一匹を飼うというよりは複数匹で飼育することが多いです。
するとエサも必然的に多くなりそれなりに汚れます。金魚が排泄した糞などは最終的に濾過されて透明な硝酸塩になります。そしてそれは栄養となりコケのえさになります。結果、ガラス面に緑のコケが繁殖して、コケ落としの手間が発生します。
この手間をなんとかしたいというのが今回のテーマです。
解決策は「フネアマ貝」です。
フネアマ貝のメリット
フネアマ貝のメリットは以下の通りです。
- ガラス面のコケを食べてくれてスクレイパーによるガラス磨きの回数が減る
- 石巻貝より長寿命
- 淡水中では勝手に増殖しない
なんといってもガラス面のコケ取り能力が高いです。週一回水換えのときにスクレイパーでコケ落としをすることが多いと思いますが、その回数がかなり減ります。数週間コケ落とししなくてもよいくらいです。
下の写真の水槽では週一回の水換えでのスクレイパーによるコケ落としがほとんど必要なく維持できています。多少コケがつくこともありますが、コケ落としをする面積は非常に少ないです。

同じようにガラスにくっついてコケ落としをしてくれる生体として石巻貝がいます。一般的に石巻貝のほうが安価です。しかしフネアマ貝のほうが経験上寿命が長いです。一度導入すると長い期間コケ取りをしてくれます。
フネアマ貝は本来汽水(海水と淡水が混じった場所)に生息する貝で繁殖に海水を必要とするので、淡水のアクアリウムでは勝手に増えません。死んでしまったらまたお迎えしないといけませんが、増えすぎて景観を損ねるという害がないので、メリットのほうが多いでしょう。
フネアマ貝のデメリット
フネアマ貝のデメリットは以下となります。
- たまに卵を産んでそれが景観を損ねる
- 勝手に繁殖しないので死んでしまったら再購入が必要
- 石巻貝より高価
- ガラス面に張り付く力が石巻貝より強力で無理に剥がすと死んでしまうので扱いに気を遣う
フネアマ貝はたまにガラス面に卵を産みます。結構な数でこれが景観を損ねます。そのためそれを取り除く手間がかかります。なお卵をそのままにしていてもそこから成長するのに海水を必要とするので勝手に繁殖することはありません。
そのため自宅で増殖させて、一度購入すればずっと安泰、みたいにはなりません。死んでしまったら再購入が必要です。ただし一匹の寿命が長いのでそれほどデメリットではないでしょう。
また石巻貝より高価ですが、上で述べたように寿命が長いので費用対効果で考えれば導入する価値はあるでしょう。
なおガラス面に張り付く力が強く、無理に剥がすと貝殻の部分が剝がれたり身がちぎれたりして死んでしまいます。フネアマ貝のいる水槽でスクレイパーを勢いよくかけるとガリっとなって無理にはがれて死んでしまう可能性があるので扱いに注意しましょう。手で無理に剥がさない、スクレイパーをかけるときはフネアマ貝の周りだけ優しくかけるなど注意しましょう。
フネアマ貝の適切な数【水槽サイズとの関係】
我が家の経験則ですが、フネアマ貝と水槽サイズの関係は以下が目安となります。
水槽サイズ | フネアマ貝の数 |
30cmキューブ水槽 | 2匹 |
45cm規格水槽 | 3匹 |
60cm規格水槽 | 4匹 |
我が家では30cmキューブ水槽に2匹でちょうどよい感じなので、そこから水槽表面積で大体の数を割り出しました。
金魚水槽にサイアミーズとフネアマ貝の組み合わせは最強
フネアマ貝だけでは黒ひげコケは除去できません。そういうときに重宝するのがサイアミーズフライングフォックスという魚です。
サイアミーズは熱帯魚ですが、金魚ヒーターなどの設定温度である18℃前後でも十分生存できます。一匹水槽に入れておくと黒ひげコケを勝手に食べてくれるので、水景の維持が非常に楽になります。
金魚との混泳も問題ないので、フネアマ貝と一緒に導入するとよいでしょう。もちろん冬季は水温が低すぎるので金魚ヒーターを入れてください。
まとめ【フネアマ貝はガラス面のコケ落としを減らしてくれる】
今回はガラス面のコケ落とし回数を減らしてくれるフネアマ貝を紹介しました。
石巻貝より高価ですが、有能さを考えると十分ペイしてくれます。
コケ落としを楽にしたいときに検討してみてはいかがでしょうか。

優秀なコケ取り生体です