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メダカにぶくぶくは必要?不要?→飼い方次第

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今回はメダカにぶくぶくは必要なのかという内容で解説します。

屋外飼育とぶくぶく

屋外飼育ではぶくぶくは必須ではありません。

というのも屋外では風が吹くので、水面上を風が通ると「再曝気」と呼ばれる現象で水面から水中に酸素が供給されます。

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ただ再曝気も万能ではなく、「過密飼育」と「夏」に弱いです。

屋外過密飼育

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詳細は上の記事で計算しているのですが、1匹あたりの酸素消費量と風速6mの風が一日の1/3吹くという仮定から再曝気による酸素供給によって何匹メダカが飼えるのかというのを概算すると8Lの水量に対して6匹くらい、つまり0.75[匹/L]くらいが酸素という視点から屋外でぶくぶく無しにメダカを飼える限界と計算できます。

これを超えてくるとちょっと危険かもしれません。上の仮定は風速6mが一日の1/3という条件でしたが風速6mは結構強い風であり、実際はもっとゆったりした風が断続的に吹くという条件のはずです。

すると風速が遅ければ再曝気効果が減少するので、酸素の溶け込む量はもっと少なくなります。

ぶくぶく無しなら過密飼育を避けるというのが基本的な戦略となります。

夏はぶくぶく推奨

水中の飽和溶存酸素量と水温の関係

25℃→8.11[mg/L]

36℃→6.94[mg/L]

参考:株式会社エム・システム技研, 溶存酸素計のはなし, 閲覧日:2023-01-12

一般的に魚などの生体に適切な溶存酸素量は、常温で5〜7ppmといわれています。

株式会社イワキ, エアーポンプ用語解説

上の参考情報によると水中の飽和溶存酸素量は水温が高ければ少なくなります。つまり高水温だと水中に溶ける酸素の量の上限が少なくなるということです。

とはいえメダカに必要な溶存酸素量は5〜7ppmです。[ppm]=[mg/L]と考えて良いので、36℃の水温でもぶくぶくをやっていればメダカが酸欠になることはほぼないです。ぶくぶくをやれば飽和溶存酸素量まで酸素が供給されるからです。

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ごちゃごちゃした計算は上の記事でやっているのですが、再曝気効果は水温が上昇すると減少します。

つまり屋外でぶくぶく無しの場合、水温の上昇によって酸素が溶け込むスピードが低下するのでより酸欠になりやすくなります。

夏の高水温で無風状態で過密飼育をしているなんて時は酸欠になりやすく、やはり酸素供給を安定させるためにも超ベテランでないならぶくぶくをやっておくと安心です。

夜も鬼門

メダカは青水で飼うといいと言われます。常にエサとなるプランクトンがあって育ちがいいと言われています。

ただプランクトンは植物プランクトンが多いです。葉緑素で緑色の水になっているわけです。

青水が鬼門となるのは「夜」です。

夜は植物プランクトンは光合成が止まって酸素を放出せずに呼吸によって酸素を消費します。

夏の夜は高水温になりやすく、無風だと再曝気も少なくなり、植物プランクトンが通常より酸素を多く消費するとメダカは酸欠になりやすく、やはり最低でも夏はエアレーションによって酸素を安定的に供給したほうがうまくいきやすいでしょう。

ぶくぶくが過剰になるということはない

めちゃくちゃぶくぶくをやると酸素濃度が上昇しすぎてしまうのではないかと不安になるかもしれませんが、ぶくぶくをやりすぎても飽和溶存酸素量で止まるので心配は無用です。

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屋内飼育とぶくぶく

屋内飼育では水面の風が期待できないので「水面にフィルターやポンプで流れを作る」ことで再曝気効果を得るか、やはり「ぶくぶく」で酸素を供給するかのどちらかになります。

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水中フィルターの吐き出し口を水面付近にして水面に流れを作れば酸素を供給できます。

再曝気に頼らないならやはりぶくぶくで酸素を供給するといいでしょう。

また水草がたくさん植えられていると上でやったように光合成が止まって呼吸によって酸素消費が増えるので夜間のぶくぶくが推奨されます。

油膜対策でぶくぶくがあると便利

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詳しくは上の記事でやっているのですが、油膜は有機物であり、有機物は水中の好気性バクテリアが分解します。

好気性バクテリアは活動に酸素を必要とするので、ぶくぶくで酸素を供給してあげると活動が活発になって油膜が出にくくなります。

再曝気効果で水面付近に水流を作ってあげても油膜対策ができるのですが、ぶくぶくのほうが確実(飽和溶存酸素量まで酸素供給される)ですので油膜対策でぶくぶくをやってみるといいかもしれません。

ろ過バクテリアの安定増殖にもぶくぶく

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ろ過バクテリアである「亜硝酸菌」と「硝酸菌」は好気性微生物なので酸素を利用して活動・増殖します。

ろ過を安定させるこの2つの菌は酸欠だと増殖しにくくなるので、ぶくぶくで安定的に酸素を供給してあげることでろ過の安定に繋がります。

ぶくぶくの注意点

一番の注意点は「強すぎるとダメ」ということです。

強すぎるぶくぶくは水槽に大きな流れを作ってしまいます。

メダカは流れに沿って一生懸命泳ぐ性質があるので、強い流れだと体力を使い果たして弱って死んでしまいます。

ほどほどの流れがベストです。

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上の記事でもやりましたが、「水面パクパク」と「鼻上げ」は酸欠のサインです。

これは酸欠で酸素がかろうじてある水面付近の酸素を取り込もうとすると現れる症状で、特に複数のメダカがこの状態だと酸欠の可能性が高いので、ぶくぶくをやってあげましょう。水流を水面に作るとかよりぶくぶくのほうが速くて確実です。

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詳しい計算は上の2つの記事でやっているのですが、ぶくぶくの泡は細かいほうが酸素がよく溶け込みます。

粗い泡でもそれなりに溶け込みますが、より効果を得られるのが細かい泡なので、エアストーンは目の細かいものを推奨します。

エアーポンプは屋外なら何でもいいですが、屋内ならより静音性の高い「水心」シリーズをおすすめします。SSPP-3Sなら流量調整機能付きなので、上で強すぎる流れはNGと言いましたが、流量調整でほどほどのぶくぶくにできて便利です。

エアーチューブは初期投資はかかりますがオールシリコンの方が固くなりにくく最終的なコスパはよいでしょう。

メダカの記事色々書いてます

メダカ関係の記事を色々書いているのでよろしければご覧ください。

まとめ【めだかのぶくぶくはあったほうがいい】

今回はメダカとぶくぶくについて解説しました。

無くても飼えますが、それなりに高頻度で風が吹いているかとか、メダカが過密じゃないかとかを観察する必要が出てくるので、ぶくぶくを保険として入れておくと酸欠になりにくく安定して飼育できるでしょう。

ぶくぶくは強すぎなければデメリットはほぼ無いです

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