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今回はグッピーとコリドラスの混泳の注意点について解説します。
どちらかがどちらかをいじめるということはない
基本的にどちらも他魚をいじめるということはありません。
グッピーは同種間で多少小競り合いをしますが、グッピーがコリドラスをいじめるというのはありません。
逆にコリドラスがグッピーをいじめるということもありません。
よってグッピーとコリドラスの相性はそれほど悪くありません。
気をつけるべきなのはpH
そうはいっても注意点はあります。
- グッピーの適切pH:中性から弱アルカリ性
- コリドラスの適切pH:弱酸性から中性
我が家で試したのですが、中性なら大丈夫だろうと弱酸性の水質を石で強制的に中性付近に維持したところ、グッピーはそれなりに元気でいましたが、コリドラスの元気がなくなり、いつの間にか減っていました。
コリドラスに石などでpH調整をすると良くないと思われます。
グッピーも石無しで飼うことは可能なので、石やサンゴ砂を入れずに通常の水換えで弱酸性から中性付近を行ったり来たりする管理が特にコリドラスの生存に重要です。
グッピーに合わせてコリドラスを飼育するとうまくいかないので、コリドラスに合わせてグッピーの適応力を信じるような運営が求められます。
砂【田砂系の粒の細かい砂でOK】
田砂などの粒の細かい砂はコリドラスに適した底砂ですがグッピーもそれで問題なく飼育可能です。
薄く敷けば十分です。砂の厚みはあまり必要ありません。5mmから1cm程度あればいいでしょう。
田砂などは水質に与える影響がほぼないので、pHの上昇や下降を気にする必要がありません。
硬度も変えないのでグッピーにもコリドラスにも使えます。
ここをグッピーに合わせて「ブルカミアG」などのグッピー用ソイルや、サンゴ砂などのpHを弱アルカリ性にする底砂にしてしまうとコリドラスが弱るので気をつけましょう。
大磯砂でも良いです。
グッピーの稚魚がコリドラスに食べられる?【工夫すれば大丈夫】
グッピーの稚魚がコリドラスに食べられるというのはこの2種を長年混泳させてきましたが私は経験したことがないです。それよりもグッピーの親などの成魚が稚魚を食べることを心配しましょう。
基本的に以下の2つの方法が稚魚育成に有効です。
- 産卵ボックスを使う
- 水槽をよく観察して稚魚を産まれるたびに保護して稚魚ネットに避難させる
産卵ボックスは比較的高確率で稚魚を保護できます。
水作の産卵ボックスなら浮くので、ボックスのキスゴムが外れて稚魚ごと本水槽に沈んで稚魚が全滅みたいな状況を回避できます。
ただこれだとメスの親1匹にボックス一個を使うので、メスがたくさんいる場合は他のメスが産んだ稚魚をどうするかという問題があります。
そこで水槽をよく観察して稚魚を見つけ次第魚用ネットで保護して稚魚ネットに移すというのも有効です。
その場合稚魚が一時的に親から逃げ切れる時間稼ぎをする必要があるのですが、ミクロソリウムセミナローなどを入れておくとある程度の時間逃げられるのでその稼いだ時間の間に保護します。
その他グッピーに関する内容をまとめてあるので、以下のまとめ記事もご覧いただけますと幸いです。
エサ【他魚の残りを食べるでしょ、とやると失敗する】
コリドラスには他魚と混泳していてもちゃんとコリドラス用のエサを与えましょう。
昔は水槽の掃除屋などと言われて、他魚の残したエサが沈んでそれを処理してくれるなんて考え方があったようですが、それだとエサが足りずに衰弱していきます。
コリドラスタブレットがよく食べるのでおすすめです。
コリドラス5匹でコリタブ2つ程度を毎日与えるくらいで我が家では維持しています。
その他の注意【基本的にコリドラスの環境にグッピーを合わせるようにする】
コリドラスとグッピーの混泳ではコリドラスの飼育環境にグッピーを合わせるほうがよく、その逆はあまりおすすめしません。
基本的なコリドラスの飼育方法は以下の記事で解説しているのでそちらを参考にしてみてください。
またあまりにも水換えをしないと弱酸性が酸性になってpHが下がりすぎてグッピーに良くないという環境になるので、水換えはちゃんと最低でも週1回1/3程度は行ってください。pHを中性付近に戻すお世話が必要です。
たまにpHを測ってpH6くらいに下がるようなら水換えするくらいがいいんじゃないでしょうか。pH6.5位を維持すると良いと思います。
まとめ【グッピーとコリドラスの混泳ではpHに注意】
今回はグッピーとコリドラスの混泳での注意点について特にpHが重要という話をしました。
基本的にコリドラスに合わせてグッピーを飼うという運営のほうがうまくいきやすいです。

どうしても石を入れたいならpHと硬度の変動が少ない風山石などを使うといいですよ