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今回は小型プレコの種類とその飼い方に関する内容です。
小型プレコはだいたい15cm以下くらいまでしか成長しないプレコのことです。
寿命は3年〜6年くらい。プレコの寿命に関しては以下の記事もご覧ください。

小型プレコの魅力は以下のようになります。
プレコにはその最大体長で3種類くらいに分類できて、体長15cmくらいまでを小型プレコ、30cmくらいまでを中型プレコ、40〜50cmくらいまでを大型プレコとする場合が多いです。
大型プレコは寿命が15年くらいのものも多く、水槽も90cm水槽以上必要な種が多いですが、小型プレコの場合30cmキューブ水槽でもワンペアくらいの飼育はできるので大型プレコに対して非常に飼育しやすいという特徴があります。
加えて上のリストのような魅力も存在するので、プレコを飼いたいけどスペースが無いというお悩みを解決する魅力あふれるプレコが小型プレコなのです。
早速小型プレコをご紹介していきましょう。
ミニブッシープレコとはブッシープレコの幼魚で成長するとブッシープレコになります。
最大体長は15cm程度。繁殖も容易です。
寿命は3年〜6年くらいです。
色が黒っぽくて特徴的なブッシープレコです。最大体長は15cm程度。
繁殖も容易です。
黒い体にスポットの入った美しい種です。
繁殖も可能です。最大体長は13cmです。飼育は容易です。
プレコ入門種として昔から流通している種となります。
最大体長8cmと小さい水槽でも飼育できます。
ただ繁殖はなかなかしない傾向にあります。
最大体長12cm程度のプレコです。
飼育は容易で特徴的な縞模様がきれいな種となります。
最大体長12cm程度の縞模様で黒が強いかっこいい種となります。
水質の急変に弱いので、水換え頻度が2週間に一回とかだと水換えの度に水質が急変するので、最大でも週一回1/3量の水換え、できれば4日に1回1/4量くらいの水換えをしたほうが硝酸塩濃度も週一回と同じくらいの範囲に収まりますし、徐々にpHを変えるので水質の変動も少ないのでいいと思います。

4日に1回1/4量というのは上の記事の数式のN=ak(b-c)/cを利用して求めました。N=12kとなります。週一回1/3量の場合N=14kになるのでだいたい同じですね。
もちろん生物ろ過がちゃんと出来上がっている状態の話ですよ。
もし水槽立ち上げ初期なら水槽立ち上げ時の水換え頻度に関する以下の記事も参考にしてください。

また生物ろ過そのものの詳細な解説をした以下の記事も参考にしてみてください。

最大体長12cm程度のペコルティアです。
バンドの入り方が非常にきれいな種です。
飼育は容易です。
最大体長12cm程度のスポット柄がかわいいプレコです。
飼育は容易です。
キンペコとも呼ばれる小型プレコの定番種です。
最大体長は15cm程度。ブリーダーも多く、たくさんの愛好家がいます。
繁殖させるための情報もネット上にたくさんありますが、たくさんのプレコを一つの水槽で飼育するにはそれなりに設備が必要で、水流やエアレーション、エサなどを充実させる必要があります。
キンペコと同じような模様ですが若干シマシマが細かい種です。
最大体長は15cm程度。コレクション性が高い種で飼育も容易です。
特徴的な模様がきれいな小型プレコです。
最大体長は9cm程度。寿命は小型プレコの中でも長く10年程度と言われています。
丈夫な種ですが最初の餌付けが難しいと言われています。
プレコのエサに関しては以下の記事も参考にしてみてください。

その他のエサといえばグロウEなども愛好家の方が使用しているようです。
インペリアルゼブラプレコはエサの好き嫌いが個体ごとに違っていて、食べないときは全く食べないので冷凍アカムシやブラインシュリンプなどを試す必要があるかもしれません。
小型プレコはグッピーとかカージナルテトラの飼い方とはちょっと違う飼い方が必要です。
主な考慮点は以下です。
小型プレコの飼育の大枠は以下の記事で解説しています。

ただキンペコなどの15cm程度になる小型プレコの中でもやや大きな種はより強い水流とエアレーション、サイズに合った隠れ家を作る必要があり、そういう点も以下で解説していきます。
なお何匹飼えるかですが「体長1cmに飼育水1L」の法則で決めてください。
水槽水量は以下のようになっています。
| 水槽 | サイズ | 水量 |
| 30cmキューブ水槽 | 30×30×30cm | 約22〜24L |
| 45cm規格水槽 | 45×27×30cm | 約29~31L |
| 60cm規格水槽 | 60×30×36cm | 約59L |
例えば45cm規格水槽なら30L程度なので15cmのプレコなら2匹、8cm程度のプレコなら3〜4匹飼えます。
もし少し入れたいならフィルター性能をワンランク上げて水換え頻度も上げてください。
ただし多少リスキーにはなります。
小型プレコは渓流のような水流があってシュワシュワしている川の岩に吸盤のような口でくっついて暮らしていると言われています。
そういう場所は水流があって溶存酸素量も多く、こういう環境にしないとなかなかうまく飼えません。
小型プレコと水流に関しては以下の記事もご覧ください。

水流を作る方法は主に2つです。
外部フィルターに関しては何でも良いのですが、シャワーパイプや流速低減のアタッチメントを使うより直で水流が出るような状態のほうがいいでしょう。
以下おすすめの外部フィルターのご紹介記事です。
まず30cmキューブ水槽の外部フィルター。以下の記事で解説しています。

45cm規格水槽の外部フィルターは以下の記事で扱っています。

60cm規格水槽おすすめの外部フィルターは以下で解説しています。

また水中フィルターを使うなら以下のサイレントフレックスがおすすめです。これのシャワーパイプを使わないパターンが水流がよく作れていいでしょう。
45cm規格水槽までならサイレントフレックスミニがおすすめ。
60cm規格水槽ならサイレントフレックスがおすすめ。
水中ポンプなら以下のものがおすすめ。
45cm規格水槽までならエーハイムのコンパクトオン300がおすすめ。50Hzと60Hz用があります。
60cm規格水槽ならコンパクトオン1000がおすすめ。
流量調整機能付きなので流れの様子を見て加減しましょう。
また肝心のエアレーションですが、エアーポンプに関しては以下の記事で扱っているので参考にしてみてください。

上の記事は60cm規格水槽のエアレーションについて書かれているのですが、エアストーンは「いぶき」か「スドー」あたりを選んでおけばいいです。
重要なのは水中ポンプなどで作った水流の真下からエアレーションすること。泡が水流に乗って運ばれ、酸素がよく水中に溶け込みます。
45cm規格水槽以下の水槽なら以下の記事を参考にエアストーンとエアーポンプを選ぶと良いでしょう。

ただプレコは渓流のような環境を好むので、エアレーションもエアーポンプを2台使用して、水槽をくまなくシュワシュワさせている愛好家の方もいるので、元気に飼いたいならエアーポンプを2台でシュワシュワさせたほうがいいときもあります。
我が家のタイガープレコを飼育して1年くらいになりますが、観察していると穴をほってそこに隠れます。


田砂などの軽い砂を使うと穴をほってそこに隠れます。
タイガープレコの例ですが、基本的にプレコは隠れる魚なので隠れ家を作ってそこを観察することになります。
プレコをうまく観察する方法については以下の記事をご覧ください。

このほかの隠れ家としてはプレコハウスが挙げられます。
キンペコなどの15cmくらいになるプレコならMサイズが良いでしょう。奥行き17.5cmで十分入れます。
もしタイガープレコや成長途中のプレコ用ならSサイズがおすすめです。
石を組み合わせたり土管を重ねたりして高さを出すようにするとより多くのプレコを格納できます。
輝板石などを複数のプレコハウスの上に設置してその上にさらにプレコハウスを乗せるみたいなことをする場合もあります。高さを利用してたくさんのプレコハウスを設置することでたくさんのプレコを同時に飼える工夫です。
小型プレコは餌付けが難しい種が多いです。
タイガープレコの例ですが色々エサを試したという内容で過去に以下のような記事を書いたことがあります。

小型プレコは基本的に動物性のエサを食べます。つまり魚粉や昆虫の粉末が入ったエサのほうが食べると言われています。
インペリアルゼブラプレコなどはそもそも個体間でさえ好みが分かれるので、色々試して合ったエサを探さないといけません。
またタイガープレコぐらいならコリドラスと混泳できますが、キンペコやインペリアルゼブラプレコは基本的に単種飼育です。
じゃないとコリドラスがプレコのエサを食べてしまってプレコにエサが回りません。プレコはプレコで飼育しましょう。
その他プレコのエサ全般について書いた以下の記事も参考にしてみてください。

上で紹介した以外に必要なものを一式ご紹介します。
まず水槽。できれば60cm規格水槽がいいですが、30cmキューブ水槽でもワンペアくらいは飼えます。
次がヒーター。
水槽の水量を確認して適切なヒーターを選びましょう。
| 水槽 | サイズ | 水量 |
| 30cmキューブ水槽 | 30×30×30cm | 約22〜24L |
| 45cm規格水槽 | 45×27×30cm | 約29~31L |
| 60cm規格水槽 | 60×30×36cm | 約59L |
プレコは26℃固定のオートヒーターで十分です。
45cm規格水槽までならSH120がおすすめ。
60cm規格水槽ならSH160がおすすめ。
ただ夏の高水温に弱いので何らかの方法で冷却が必要です。
水槽用クーラーについて書いた以下の記事も参考にしてください。

水槽用クーラーの電気代については以下を参考にしてみてください。

室温30℃程度の初夏と秋は冷却ファンが電気代が抑えられておすすめです。
30cmキューブ水槽までならコトブキの104がおすすめ。
60cm規格水槽までならコトブキの204がおすすめ。
続いて底砂。田砂が良いでしょう。大磯砂でもいいですけど、プレコが砂を掘りやすくするためにサラサラの砂のほうがいいです。
ベアタンクでも飼えますけど、もし石を入れて隠れ家を作る場合、石の角に力が集中してガラスが割れるのでクッションとして砂が必要です。
田砂が良いですけど、田砂は欠品が多いので、以下の渓山砂のような代替手段もあります。
田砂と大磯砂は1kg辺り約0.6リットルと商品説明にあるので、3cmの厚みで30cmキューブ水槽なら4.5kg、45cm水槽なら6kg、60cm水槽なら9kg程度あればいいでしょう。
3cmの厚さに敷くとして30cmキューブ水槽なら2.7L程度、45cm水槽なら3.6L程度、60cm水槽なら5.4L程度あればいいです。
大磯砂と田砂の量は3cmくらいの厚さに敷くと仮定して、3cmの厚みで30cmキューブ水槽なら4.5kg、45cm水槽なら6.1kg、60cm水槽なら9.1kg程度あればいいでしょう。
小型プレコ用なら2cm程度敷けばクッション作用になると思います。上の分量の2/3の量を参考にしてください。
次が石。隠れ家を作るのにちょうどいいです。30cmキューブ水槽なら輝板石のSサイズ、45cm規格水槽と60cm規格水槽ならMサイズが良いでしょう。
石でプレコの隠れ家を作る方法は以下の記事も参考にしてください。

最後が照明。基本的に水草水槽ではないので高光量は不要です。
それなりに水槽が明るければいいので、コトブキのフラットLEDがいいでしょう。そこそこ明るくで消費電力が控えめです。
30cmキューブ水槽なら3040B、45cm規格水槽なら4050B、60cm規格水槽なら600Bが良いでしょう。
あとは水換え用品ですが、水換えの基本的なことを解説した以下の記事を参考にしてみてください。

水流を作る関係で黒ひげコケが生えやすいので、黒ひげコケの掃除について解説した以下の記事もご覧ください。

3倍くらいに薄めた食酢に石を水槽から取り出して半日くらい浸します。その後よく洗って水槽に戻します。
赤く枯れた黒ひげコケは夜の間にプレコが食べます。
またサイアミーズ専用水槽を作って石をそっちに移して食べてもらってから水槽に戻すのも有効です。
今回は小型プレコの種類の解説とその飼い方の基本をご紹介しました。
小型プレコは飼いやすいですが普通の熱帯魚とは違って水流と酸素などを気をつける必要があります。
今回の記事を参考に結構おもしろいプレコ飼育を始めてみてはいかがでしょうか。

繁殖は設備をちゃんとすればできますけど、グッピーとかコリドラスよりは難しいです