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今回は45cm水槽に使える外掛けフィルターをご紹介するという内容です。
そもそも45cm水槽で外掛けフィルターは使えるのか
バッチリ使えます。
我が家でも45cm水槽を外掛けフィルターのみで運営できています。
外掛けフィルターって水槽セットに入っていることが多くて、「なんかおまけで入ってくるフィルターだし、ろ過力足りないんじゃないか」みたいに思われることが多いのですが、ちゃんとろ過はできます。
外掛けフィルターで行っている3種類のろ過
外掛けフィルターでは以下の三種類のろ過を行っています。
- 物理ろ過
- 生物ろ過
- 化学ろ過
物理ろ過というのはフィルターで細かいゴミをこしとって、水槽内からゴミを集めるろ過です。
生物ろ過というのは硝化と呼ばれる反応で、エサが分解されてできる毒性の強いアンモニウムイオンを毒性の低い硝酸イオンまで分解するろ過です。
最後の化学ろ過というのは活性炭やゼオライトと呼ばれるろ材を利用して、水槽内の濁り物質をろ材に吸着させて濁りを取ったりするろ過です。
このうち特に重要なのが生物ろ過です。硝化細菌が定着不足だとエサを入れてしばらくするとアンモニウムイオンが発生し、それを分解できないので魚が弱ります。
外部フィルターの写真などをみるとセラミックリングなどがびっしり詰まっていますよね。
あれはたくさんの硝化細菌をろ材に繁殖させて生物ろ過を強化している姿なのです。
外掛けフィルターでもろ過マットのウール部分や内部の活性炭などの表面に硝化細菌が住み着き生物ろ過を行っています。
あんなペラペラのウールだけでろ過は足りるのか?外部フィルターと比べると硝化細菌の住処が少ないんじゃないか?と思われるかもしれませんが、経験上あのウールだけでもpHがどんどん下がっていくので生物ろ過は十分できているようです。硝化ができているとpHが下がっていくのでそれを考えるとろ過は回っていると思われます。
外掛けフィルターのメンテナンスについて以下でまとめています。
付属のろ過マットをそれなりに長期間使って外掛けフィルターを維持する方法について書かれています。
ろ過ができていても水換えは必要
ろ過ができていれば水換えはいらないんじゃないか、ろ過が水をきれいにしてくれているんでしょう?と考えるかもしれませんが、上のpHが下がる関係で、下がりすぎたpHを中性付近の水道水で薄めて戻す作業がどうしても必要なので水換えは必須です。
石などを水槽に入れておけばpHが上がる効果で多少は水換えをさぼれるのですが、ものすごくさぼれるわけではないのでちゃんと週一回は1/3の水換えをしましょう。
pHは基本的に下がりすぎると魚に有害です。
ろ過ができてもエアレーションはやったほうがいい
外掛けフィルターだけでもろ過はできるのですが、45cm規格水槽だと水流がちょっと足りないので、油膜が発生しやすいです。
別途エアレーションすると油膜が発生しない確率が上がります。
外掛けフィルターの静音性
基本的に水中ポンプで駆動するので、投げ込みフィルターやスポンジフィルターなどで使うエアーポンプの「ヴーン」という音よりは静かです。
ただしガラスに外掛けフィルターの本体を接触させると振動が伝わって多少音はします。
ガラスとフィルターの接触面に100均のスポンジマットを挟めて両面テープで固定すると多少はマシになります。
より静音にしたいなら、外部フィルターを使って、水槽台のキャビネットの中にしまうといいでしょう。寝室などではこの構成のほうが安眠できると思います。
外掛けフィルターでも慣れれば寝室で寝るとき眠れますけど、より安眠したいならこういう構成もアリです。
水槽サイズ別外掛けフィルター
ここでは水槽サイズごとに外掛けフィルターの大きさがある、という内容を解説します。
今回ご紹介するのは30cmキューブ水槽、45cm規格水槽、60cm規格水槽です。よく利用するサイズを選びました。以下の表は各水槽ごとの水量の目安です。
水槽 | サイズ | 水量 |
30cmキューブ水槽 | 30×30×30cm | 約25L |
45cm規格水槽 | 45×24×30cm | 約29~31L |
60cm規格水槽 | 60×30×36cm | 約59L |
45cm規格水槽に使える外掛けフィルター
まず今回の主題である45cm規格水槽に使える外掛けフィルターです。
テトラのAT-50が有名です。
このフィルターは38Lまで対応しているので45cm規格水槽で使えます。
ストレーナースポンジを使えばグッピーの稚魚などを吸い込まないで済むので便利です。
AT-50は呼び水不要で、モーター部分が水中にあれば稼働するので外掛けフィルターの中でも使いやすい機種となります。
次にご紹介するのがGEX簡単ラクラクパワーフィルターMです。
35Lまで使えるので45cm規格水槽でも使えます。
このフィルターは呼び水が必要で、スイッチオンですぐ水を吸い上げる構造ではありません。
では何が優れているかというと、「とにかく安いし機能が十分」という点です。
AT-50が参考価格2800円くらいのところ、ラクラクパワーフィルターMは1600円くらいで購入できます。
呼び水が必要という点はデメリットですが、スイッチオンのときに計量カップで飼育水をろ過槽にザバーっとかければいいだけなので、それほど致命的なデメリットではありません。
それでいて外掛けフィルターとしての機能は十分あるので、なかなか人気があるフィルターとなっています。
一応改造用にストレーナースポンジのリンクも貼っておきます。
次がGEX スリムフィルター DC-X M3です。
このフィルターは呼び水が不要なのでスイッチオンで水を吸い上げてくれます。
価格は2200円くらいです。35Lまで使えるので、45cm規格水槽でも使えます。
ストレーナースポンジ付きなので、物理ろ過はこのスポンジにまかせて、ろ過マットを入れる場所に外部フィルターのセラミックろ材などを詰め込んで「改造」すると生物ろ過が強化されて便利です。
30cmキューブ水槽に使える外掛けフィルター
最初の表にあったように、30cmキューブ水槽の水量は約25L、45cm規格水槽の水量が29~31Lなのであまり変わりません。
30cmキューブ水槽用の外掛けフィルターは45cm規格水槽と同じものが使えると考えて、今回の記事では同じものをおすすめすることにします。
60cm規格水槽で使える外掛けフィルター
60cm水槽でも使える外掛けフィルターも存在します。
おなじみのテトラからAT-60。
66Lまで使えるので60cm規格水槽に対応しています。
次がGEXの簡単ラクラクパワーフィルター L。
60Lまで対応しているので60cm規格水槽で使えます。
最後がコトブキ工芸 プロフィットフィルター Big。
なんと110Lまで対応。ろ過槽が大きいので、外部フィルターのろ材もたくさん詰め込めて改造しやすく、ろ過力は相当なものとなります。
外掛けフィルターの改造
ここまでチラホラ書いてきたんですが、外掛けフィルターはろ過マットを入れるスペースに若干の隙間があります。またろ過マットを外せばそこにもスペースができます。
そこに外部フィルター用のセラミックろ材を詰め込むことで生物ろ過を強化することで外掛けフィルターのペラペラのウールによる生物ろ過をより安心できるレベルに引き上げることが可能です。
例えばAT-50の場合、ろ過槽を上から見ると以下のようになっています。
ろ過マットの前後に隙間がありますよね。ここにセラミックろ材などを詰め込むことができます。
ストレーナースポンジで大きなゴミはこしとれるので、ろ過マットも外してしまってそこにもろ材を詰め込むのもよいでしょう。
ベーシックでそれなりにコスパの良いろ材として以下のものがあるので参考にしてみてください。
まずはエーハイム メック。
外部フィルターの老舗のエーハイムから出ている有名なろ材です。これをろ材用のネットに詰めて使います。そのまま入れると水換えの時の掃除が大変だからです。
次がコトブキ セラミックリング。
このくらいの容量で十分な場合が多いので、1Lのものを余分に買うよりこれを買ったほうが安く済みます。
ろ過力もセラミックで多孔質ろ材なので普通です。ネットに入れると厚みが出るので、外掛けフィルターのろ過マットは外したほうがいいと思います。
最後がGEX クリーンバイオリング。
コトブキのセラミックリング0.5Lよりさらに安いです。お試しで買ってみてもいいです。商品パッケージに外掛けフィルターの強化に使えるというイラスト付きです。小分けにされてネットに入っているので別途ネットを買う必要がありません。
まとめ【45cm水槽でも外掛けフィルターは使える】
今回は45cm規格水槽で使える外掛けフィルターについて解説しました。
外掛けフィルターは外部フィルターに対してかなり安く、上部フィルターのようにフレーム付き水槽にしか使えないということもなく、使いやすいフィルターです。
今回の内容が外掛けフィルターの購入の際に参考になりましたら幸いに存じます。
エアレーションはしたほうがいいですよ