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はじめに
最近メダカを飼い始めました。
ドライブしていたら道の駅に結構メダカが売ってるんです。
綺麗だったから買いました。
でもそのあと結構家族でもめました。
というのも、我が家のアクアリウムはすべて私が管理しているので、家族に最低限のアクアリウムに関する知識がなかったんです。
- すぐ魚を入れたい
- メダカは熱帯魚じゃないから、冷たい水道の水でもカルキ抜きすればOKなはず
そうした疑問に私が一つ一つ回答する必要がありました。
これからアクアリウムを始める方の中にも似たような状況の人がいるような気がしてきました。
そこで今回は魚を導入するときに初心者に最低限知っておいてほしいことを書いていきます。
温度ショック
熱帯魚とかメダカは変温動物です。
体温を自分で調整できないので、周りの温度の影響を強く受けます。
温かいところから、いきなり冷たいところに入れられると、温度ショックを起こして体調を崩します。
上の家族からの質問に対する解答は
まず温度を合わせよう
となります。
魚を買ったときビニールの袋に入れられている場合は
- 導入する水槽にカルキ抜きを入れた水を溜めておきます。できれば水温は冷たすぎないように給湯器でぬるま湯にしましょう。手を入れて「冷たい!」という水は危ないです(もう魚がいる水槽の場合はこれを省略し、2から始めます)。
- そこにビニールごと魚を水槽に浮かべます。30分~1時間くらい浮かべればOKです。
こうすることでビニールの中の水温と水槽の水温が同じになります。すると魚は温度ストレスを受けずに水槽に入ることができます。
次に以下を実行します。ビニールではない容器に魚が入っているときはここから始めてください。温度合わせと水質合わせをいっぺんに行います。
- バケツに容器の中の水ごと魚を移します。
- 少しずつ移動先の水槽の水をコップなどですくって加えます。
- 10分おきくらいでこの作業を繰り返します。
- 一時間くらいかけて慣らせればOKです。
- 慣らしたら網ですくって水槽に魚を入れましょう。
魚を移動させるときは温度を合わせましょう。上の作業(魚が入った袋を水槽に浮かべるところから魚をすくって水槽に入れるまで)を
水合わせ
と言います。
pHショック
水槽の水にはpHという属性があります。
pHというのは
水の酸性の度合いを示す指標
で、どんな水にもpHは存在します。
このpHですが、魚がpHの急激な変化を感じると
pHショック
という状態になって体調を崩します。
pHは水質の指標ですから、水質が急激に変わると魚はダメージを負うんです。
そしてこのpH、
水槽によって結構まちまち
です。
袋の中の魚が入っている水のpHとこれから魚を入れようとしている水のpH、結構違います。
ちゃんと水合わせをしましょう。
綺麗な森の中の空気を吸っていたら、いきなり毒ガスの中に放り込まれた、というような感じです。
水質の急変は魚にダメージを与えるので対策しましょう。
やり方は上の温度ショックの時と同じです。要するに
水合わせをしましょう。
やり方のおさらいです。
魚が入った袋を浮かべて温度を合わせてから、バケツに袋の水ごと魚を移します。コップなどで水槽の水を少しずつ入れて(10分おきくらい)、1時間くらいかけてバケツの中の水質と水槽の水質を混ぜ合わせます。それが終わったら網で魚をすくって水槽に移動させて終了です。
カルキ抜きを忘れずに
よく
汲み置きした水は塩素が抜けるから、水換え用の水は汲み置きの水を使いましょう
とアドバイスされます。
そう聞くと
汲み置きの水じゃなければ塩素が抜けないのでは?
と考える人もいるかと思います。
別に汲み置き水じゃなくてもいいです。
塩素は「カルキ抜き」を入れればすぐに抜けます。
カルキ抜きを使いましょう。
またよく初心者のときにやりがちな失敗は
水換えのときに水道水を水槽に入れてからカルキ抜きを水槽に入れる
という失敗です。
いくらすぐ塩素が中和されるからと言っても、水道水を水槽に入れてから、カルキ抜きに手を伸ばして、カルキ抜きを量って入れるという動作をする以上、その時間の中では魚はずっと塩素が強い環境にいるわけです。するとやはり塩素の影響が出る場合があります。
特に魚が水槽に入っているような環境に水を足す場合は、バケツに水道水を入れてからバケツの水にカルキ抜きを入れて、バケツの水の塩素を中和してから、バケツの水を水槽に入れるようにしましょう。もちろん
熱帯魚を対象にする場合は、ちゃんと給湯器でぬるま湯を出して
そのぬるま湯をバケツに入れましょう。温度ショックを起こさないためです。
メダカも冷たい水道水を直接入れるより、少し給湯器でぬるま湯にして入れたほうがいいでしょう。
水道水の水は基本的に室温より低いので、室温くらいの袋の中の水の中にいる魚にとっては温度ストレスになります。
まとめ
今回の話をまとめると
- 温度ショック対策をしましょう
- pHショック対策をしましょう
- カルキ抜きを入れましょう
となります。
初心者のときは手探りで色々試すので大変です。
今回の記事の内容が苦労している初心者アクアリストの助けになれば幸いです。