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グッピーの飼育は難しい?【失敗例を紹介】

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今回はグッピーの飼育の難しさや失敗例を解説してどうすればうまくいきやすいのかという内容を解説します。

グッピー飼育は難しい?結構難易度は高め

初心者向けと言われることの多いグッピーですが、誰でも成功するかと言われると難易度は高めです。

というのも、私はグッピーを8年以上飼育していますが、うまくいったときと何をしてもうまくいかなかったときを経験してきました。

うまくハマればうまくいくし、ハマらなければうまくいかない。そういう性質の魚であるということをまず理解するのが大切です。

※もしグッピーを通販でお探しなら熱帯魚通販大手のcharmならある程度元気な生体が安定して入手可能です。Amazonでのご購入の場合は出品者をcharmに設定したほうが無難です。

すぐ死ぬ

うまくいかなかった原因を色々考えてみましたが、これといって決定的な「これが犯人だ」みたいな要因はわかりません。

ただ一応これをすると死にやすいという条件はあるのでそれをこれからご紹介します。

なおここからの内容は基本的な熱帯魚の飼育ができているのを前提にしています。

基本的なことをまとめた以下の記事もご覧ください。カージナルテトラの方法ですが、基本的な熱帯魚の飼育方法なのでグッピーにも応用できる場面は多いです。もしグッピー特有の情報がほしいなら以下のグッピーのまとめ記事もご覧ください。

>グッピーの飼育まとめ

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pHが低すぎる

水槽のpHは硝化と呼ばれる作用でエサを与える限り低下していきます。

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それに対してグッピーに適したpHは「中性〜弱アルカリ性」です。

すると水換え頻度が少ない、長期間水換えしないというときにpHが弱酸性から酸性、「pH6.0〜5.0」くらいまで低下して、グッピーに適さないpHになってしまいます。

これがまずグッピーを死なせる要因の一つです。

なお普通のソイルを使っても水質は弱酸性に固定されます。グッピーの適切pHの範囲から外れるのでよくありません。

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どうしてもソイルを使ってみたいならグッピー用のソイルが売っているのでそちらを検討しましょう。

ブルカミアGなら中性から弱アルカリ性に水質を固定するのでグッピーにも使えます。

水温が適していない

水温の影響もあります。

グッピーの適温は24℃から28℃くらいです。

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上の記事でやりましたが、生存ギリギリの水温は13℃、なんとか生存するけど産卵はしないのが20℃以下くらい、暑すぎて死ぬのが30℃以上くらいです。

適温で育成しないとグッピーは殖えないですし、死ぬ個体も増えます。

水温の影響があるというのが次のポイントです。

水温が低いならヒーターを買えばいいです。26℃設定のオートヒーターで良いので、水槽サイズに合ったものを選択しましょう。水量で買うモデルが変わるので、以下の水槽サイズと水量も参考にしてみてください。水量に幅があるのは水面の高さを水槽頂点から3cm〜4cmくらいと頂点ギリギリくらいを想定しています。

水槽サイズ水量
30cmキューブ水槽30×30×30cm約22〜24L
45cm規格水槽45×27×30cm約28~31L
60cm規格水槽60×30×36cm約55〜59L

比較的安く手に入るのは熱帯魚通販大手のcharmですね。

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しかしながら夏はどうするのか。

以下の方法も参考にしてみてください。ペットボトルの方法は自己責任になりますのでやるなら必ず様子を見ながら試してください。水量的にうまくいく可能性がそこそこなのが30cmキューブ水槽まで、25cmキューブ水槽以下の水量となると冷えすぎて弱るのでやめたほうがいいです。

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酸欠

油膜が出ていたりすると、水面からの酸素供給が減って酸欠になり死んでしまいます。油膜が水中への酸素の供給をブロックするようなイメージですね。

エアレーションが無いと水中への酸素供給が減り、油膜を分解するバクテリアの活性が落ちて油膜が出やすくなります。エアレーションすると良いでしょう。

また外掛けフィルター、外部フィルター、水中フィルターなどのエアーリフト式ではないフィルターは水中へのエアレーションが無いので油膜が発生しやすいです。

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こうしたフィルターではエアレーションをするといいです。

しかしながら水草水槽でエアレーションすると添加するCO2が抜けてしまいます。

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水草水槽では日中は水草が活発に光合成して酸素が供給されるので、日中のエアレーションは切ったほうがいいです。

夜間はCO2の添加を止めてエアレーションすると夜間の酸素供給が確保できて良いです。夜間は光合成が無いので酸素が不足しがちなんですよね。

水流が強すぎる

グッピーのオスの尾びれはヒラヒラしていますよね。

あのヒラヒラした尾びれで強い水流を受けるとフラつきます。

つまりグッピーに強い水流は不要です。

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水流が強すぎるフィルターを入れていたりすると水槽が洗濯機状態になってグッピーが体力を奪われて死んでしまいます。

水流が強すぎていないか気にかけてみてください。

オスとメスの比率がおかしくなる

グッピーは水温に応じてオスとメスが産まれてくる比率が異なる魚です。

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オスが生まれる割合は28℃くらいで高くなり、24℃くらいでは少なくなります。

比率がメスに偏りすぎると当然ながらペアが成立しにくくなり、産卵数が減る可能性が高まります。

すると長期的に見てグッピーを維持するのが難しくなります。グッピーは寿命が1〜2年程度しかないので、繁殖のサイクルを回さないと水槽で長期維持できません。

またメスのほうが高温・低温に強いので、水温をよく見ながら調整しないとオスがバタバタと死んでしまい繁殖のサイクルが回らなくなります。

そもそものグッピーの数が足りない

グッピーは4匹以上で飼育したほうがよくエサを食べます。

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4匹までは匹数を増やすにつれてエサの消費量が上がります。

それだけ成長したり出産のための体力がつくので繁殖しやすくなります。

そのためグッピーは複数ペア、できれば3ペアくらいから飼育した方が繁殖のサイクルが回りやすくなります。

国産グッピーと外国産グッピーを混泳させてしまう

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外国産グッピーはグッピーエイズというカラムナリス系の細菌性感染症の一つと呼ばれる病気のキャリアである可能性が高いです。

キャリアのグッピーは抗体があるので発症せず、しかし周りの魚に感染させる能力を持ちます。

そしてこの抗体は国産グッピーにはほぼありません。

すると混泳させたときに国産グッピーが感染してやられてしまいます。

国産グッピーと外国産グッピーは混泳させないほうが無難です。

水槽が汚れている

コケを掃除しないとか生やしたままにしておくと、そこに腐敗した汚れなどが絡まってしまいます。

するとグッピーがそこを通過して汚れを体にくっつけてしまい、死亡率が上がります。

ガラス面の茶ゴケとフサフサした黒髭コケが特に繁殖しがちなので、よく落とすようにしましょう。

茶ゴケならスクレイパーを使います。プラスチック製ならガラス面を傷つけにくいです。

黒髭コケならサイアミーズを利用するか、酢を利用します。

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また砂利に汚れが詰まっていても生存率が下がります。砂利や砂の掃除を怠らないようにしましょう。

水換え不足【硝酸塩過剰】

基本的な熱帯魚の飼い方になるのですが硝酸塩(大量すぎると有毒)が過剰に蓄積すると水質が悪化して死にやすくなります。

過密飼育でエサを大量にあげている場合、硝酸塩の蓄積速度も早くなるので、その分高頻度で水換えして硝酸塩を排出しないといけません。

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硝酸塩を定期的に測ってもいいのですが、試薬などはコスパがあまりよくないのでpHで考えてもいいです。以下硝酸塩の試験紙です。

硝酸塩がたくさんできれば硝化がたくさん起きているのでpHがそれだけ下がります。特に石やサンゴ砂を水槽に入れていないならある程度硝酸塩の量とpHの低下が連動するので、pH6.0を切るようになったら水換えするといいでしょう。

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pHメーターなら何回も測れます。水槽数が多いなら持っておいてもペイできるでしょう。測定液タイプは住友化学のものなら45回くらい一つで測れるので、水槽を一つくらい運営するレベルならこれでもいいです。

エサのやりすぎ

エサをやりすぎると食べ残しが水槽の底で腐敗して病気のもとになります。

多くても朝夕一回ずつ、通常は朝だけでよいです。

水槽が小さすぎる

一般に熱帯魚は「体長1cmに対して水量1Lが必要」と言われています。

「水容量10Lに対して体長100mm」の目安が2-5尾飼育で成立するが, 一方で1尾飼育では許容量を超過することになる。このことから, 複数の魚を飼育する場合には「水容量1Lに対して魚の標準体調1cm」がひとつの大まかな目安になると言えよう。

吉田恵史郎, 金子豊二著, キンギョ Carassius auratusを用いた観賞魚を健全に飼育できる最大許容密度の推定, 日本水産学会誌/89 巻 (2023) 1 号 p. 65-67.

グッピーの体長を2cmと仮定すると、30cmキューブ水槽で23Lくらいなので11匹くらいが限界です。

水槽サイズ水量
30cmキューブ水槽30×30×30cm約22〜24L
25cmキューブ水槽25×25×25cm約12~14L
30cm S水槽(GEX)W31.5×D18.5×H24.4cm約12L
15cmキューブ水槽15✕15✕15cm約2.5L

上は小型水槽の水量です。25cmキューブ水槽なら5〜6匹、15cmキューブ水槽なら1〜2匹が限界です。

適切な匹数を超えて過密飼育をするとなぜかだんだん熱帯魚が減っていき適正匹数に収束していきます。

ろ過を強力にすればある程度飼育匹数を増やせますが、大きい水槽には敵いません。

小さい水槽を利用していないか水槽の大きさにも注意しましょう。

水ができていない水槽でいきなり飼育を始める

エサの残りや糞などの排泄物はバクテリアの働きで有毒なアンモニウムイオンになります。

これを硝化と呼ばれる作用で比較的無毒な硝酸塩に変換するのですが、硝化を行う硝化細菌はろ材に定着するまで2週間から1ヶ月程度かかります。

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定着までの間はアンモニウムイオンが水槽に放出され続けるので魚によくありません。

購入したその日に新規に水槽に水を入れるなんてことをするとアンモニウムイオンによってグッピーが死にやすくなります。

これを回避するにはゼオライトによる化学ろ過でアンモニウムイオンを吸着すると良いでしょう。

ゼオライトはアンモニウムイオンを吸着するので水槽の水が出来上がるまでの間つなぎができます。

簡単なのがゼオライト入のフィルターマットが入った投げ込みフィルターを使うことです。

付属のろ過マットにはゼオライトが入っていないので、ゼオライト入りのろ過マットを使います。

カタログには「2~4週間」が交換の目安になっているのでゼオライトの効果が切れるあたりで水ができあがるので水槽からそのタイミングでロカボーイを撤去すればいいです。

ちょっと色々買うのは面倒というときはゼオライトだけ売っているので外掛けフィルターや上部フィルターや外部フィルターにちょっと入れておけばいいです。

飼育水10Lに対し200g程度です。ネットを使うと便利です。

他の手法としては高頻度で水換えするというやり方もあります。週一回が普通の水換えですが、立ち上げ1週間までは毎日1/3くらい、2週間までは2日に一回、3週目で3日に一回、4週目で週一回みたいにやればできないことはないです。

まとめ【グッピーは色々難しいが頑張って育ててみよう】

今回はグッピーの飼育の難しさについて主に失敗例を中心に挙げてその対策を解説しました。

グッピーは結構難しいですが、たくさん繁殖すると楽しいので頑張って育ててみてください。

毎日よく観察するのが大切です

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