ちょうどいい大きさ。30cmキューブ水槽で小さく始めるアクアリウム

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はじめに

今回は30cmキューブ水槽で小さく始めるアクアリウムについてです。

以前45cm水槽で始めるアクアリウムについて書きましたが、45cm水槽だとそれなりに場所をとるので、少し覚悟がいります。

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それよりワンサイズ小さな30cmキューブ水槽なら、スペースの問題はかなり軽減されます。

水量も少ないので水換えも楽。

入門としてはおすすめのサイズです。

そこで今回は30cmキューブ水槽を簡単に始めることを目的に、準備する用品を中心に解説していきたいと思います。

30cmキューブ水槽とは

30cmキューブ水槽は幅30cm、奥行30cm、高さ30cmの水槽です。

水量は約25Lとなっています。

水槽サイズ水量
30cmキューブ水槽30×30×30cm約25L
45cm規格水槽45×27×30cm約29~31L
60cm規格水槽60×30×36cm約59L

30cmキューブ水槽の重さ

だいたい40kgと思っておけばいいでしょう。

水槽本体の重さが約6kg、水槽に入る水の重さが27kgくらい。実際は満水にすることはないため33kg以下となりますが、外掛けフィルターなどのフィルター類、砂や石などを入れるとさらに重くなります。それを踏まえて40kgくらいになると考えればいいでしょう。

30cmキューブ水槽の置き場所

予算があれば水槽台を買いましょう。

他の色々なインテリアとしての台も使えますが、耐荷重40kg以上のものにしてください。

また耐荷重が40kg以上だとしても、下がキャスターになっているものはおすすめできません。

というのも、耐荷重40kgというのは、“地震がないときの”加重なんですよね。

近頃大きな地震が結構ありますよね。

震度5くらいの地震が来るとキャスターが折れます。

地震の時は荷重40kg以上になってしまうんです。

水槽台は余裕を持った耐荷重のものを選択しましょう。

また水槽台は何らかの方法で横揺れに対する対策をして固定してください。

というのも、これもやはり地震関係なのですが、震度5以上の地震が来ると、細く立っている水槽台は、てこの原理でかなり揺れます。最悪倒れます。するとすべてが失われます。

実際我が家は大きな地震が直撃したとき水槽が倒れました。幸い横に置いてあった机に引っかかってギリギリ横にガシャンとならなかったので生体は無事でしたが、危ないところでした。

横方向を固定してください。

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自作してもよい

こんな感じの水槽台を自作してもよいでしょう。

ただし構造的に縦の荷重に強い方法で木材を組みましょう。

照明

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明るいし、消費電力が低いです。

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フィルター

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スポンジフィルターがおすすめ。比較的低コストで掃除も楽です。

エアレーションとろ過が同時にできるので、初心者におすすめのフィルターです。

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稼働用にエアーポンプが必要になるので、別途購入しましょう。水心ならそこそこ静音です。

予算があれば外部式フィルターがおすすめ。

ろ材付きがおすすめ。30cmキューブ水槽には2211で十分です。

エアーポンプは静音性をうたっているものでも結構音がするので、外部フィルターにしたほうが寝室にはいいでしょう。外部フィルターの方が静かです。枕元に近いところに水槽があるとエアーポンプは結構ブーンと気になります。

まあ私は枕元にエアーポンプをたくさん吊り下げていますけど…。慣れれば…大丈夫かも?

また外部フィルターには水槽の下に設置するタイプと横置き可能なタイプが存在します。

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下に設置するタイプを横置きするとエア噛みという異音が発生する場合があるので横置きのときは横置き対応機種を選択しましょう。2211は水槽の下に設置するタイプとなります。

あと外部フィルター2211だとシャワーパイプが30cmキューブ水槽に入らないので、ナチュラルフローパイプを使うといいでしょう。流れが緩やかになっていいですよ。

2211にはそのままではガフガフしてはまりにくいので、付属の12/16mmホースをちょっと切ってそれにパイプをつけるようにするといいです。

25cmキューブ水槽にもナチュラルフローパイプは入るので30cmキューブ水槽でも大丈夫でしょう。

それでも2211がうるさい時は、水槽台を購入して中に閉じ込めるとか、2211を段ボールとか板で囲ってみるといいかも。

底床

田砂がいいでしょう。

落ち着いた感じになりますし、ソイルと違って砂掃除もできます。

田砂の量は3kgくらいがいいでしょう。だいたい2~3cmくらいの高さになります。

もし水草を植えないなら1cm程度の厚さが管理も楽でよいです。

ソイルを使いたいなら以下の記事もご覧ください。

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ヒーター

水槽の容量に合ったヒーターを使いましょう。

オートヒーターがいいですね。設定温度26度くらいの熱帯魚用のものを選びましょう。30cmキューブ水槽の水量は約25Lです。

水槽サイズ水量
30cmキューブ水槽30×30×30cm約25L
45cm規格水槽45×27×30cm約29~31L
60cm規格水槽60×30×36cm約59L

サーモスタットという温度調整部分が付いているのでもいいですけど、結構お金がかかるので温度自動調整のオートヒーターの方がおすすめです。

淡水魚ならなんでもいいです。大型魚のアロワナとかはさすがに無理ですが…。

アピストとかエンゼルフィッシュでもいいですけど、混泳は調べましょう。

エンゼルフィッシュはカラシンとかを突くので混泳の相性が悪いとか結構あります。

私は25cmキューブ水槽でグッピーを飼っていますけど、普通に殖えています。グッピーも案外大丈夫です。

ただし入れすぎないようにしましょう。

30cmキューブ水槽ならカージナルテトラ15匹くらいがギリギリです。

もちろんエンゼルフィッシュを入れたりすると2匹が限界みたいになります。

入れすぎると生体の調子が悪くなる場合があるので、少なめの魚を入れたほうが無難です。

コリドラスを飼育したい場合は以下の記事も参考にしていただけますと幸いに存じます。

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グッピーなら当サイトで色々解説しているので見てみてください。

>グッピー飼育方法

水草

陰性水草がいいと思います。

田砂にロタラは根が張らないのでダメ。流木や石に活着させるかそのまま砂の上に置いておくだけで育つので陰性水草がいいでしょう。

まあ気に入った水草ならなんでもいいです。

ただし水草の販売サイトにこのくらいの光量とか、CO2必要とか、肥料必要とか書いてあるので、それを守るようにしてください。

高光量とCO2添加を必要とする水草は田砂では育てにくいのでソイルを使うことになります。

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流木

チャームの一点物みたいなカッコいい流木のほうが後々後悔しなくて済みます。

charm楽天市場店

そうでないなら、アクアショップに行って直接カッコいい流木を探してください。おまかせ系だとなかなかいい流木に巡り合わないので、直接確認して探しましょう。

お好みで入れましょう。30cmキューブ水槽は広くないので、なくても全く問題ありません。

石はpHを上げやすいので、飼育する魚や導入する水草の適切なpHを調べてから導入するかどうか決めましょう。

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日頃の手入れ

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まとめ

今回は30cmキューブ水槽で始めるお手軽なアクアリウムについて書きました。

興味が出てきたら、始めてみましょう!

30cmキューブ水槽は設置しやすく色々できるので初心者向けです

欲しい魚も用品もcharmでだいたい見つかる!